フルリモートで働く1人目プロダクトマネージャーがニーリーに決めた理由
はじめまして。2024年1月に株式会社ニーリーに入社しました阿部圭一郎(あべけいいちろう)と申します。北海道からフルリモートで働いており、1人目のプロダクトマネージャーとしての役割を担っています。
入社理由や業務内容の紹介を通じて、少しでもニーリーの魅力を感じていただけたら幸いです。
複数職種の経験を経てプロダクトマネージャーへ
最初に、これまでの経歴を簡単に紹介させてください。北海道出身で、大学卒業後は東京でのキャリアをスタートしました。
マーケティング領域からキャリアをスタート
新卒で株式会社Speeeという会社に入社し、不動産やリフォーム領域のメディアにて、toC側のグロースや事業企画を担当していました。当時は立ち上げフェーズの事業で、赤字が続いている状況から単月黒字にするまでの貴重な経験をさせていただいたと思っています。
仕事自体は楽しくさせていただいてたのですが、いずれ地元に戻るというのはずっと決めていたことでした。当時はコロナが流行る前でリモートワークもいまほど一般的でなく、正直東京で働き続けていても地元に戻ることに繋がる未来が見えなくなっていたこともあり、東京の会社を辞めて地元にUターン就職することにしました。
Uターンを機にエンジニアを経験し、プロダクトマネージャーへ
北海道では、東京での経験を直接活かせるような企業はなかなか見つからなかったのですが、学生時代の繋がりもあり未経験ながらエンジニアとして拾っていただくことができました。
技術力は他の方と比較したときに劣っていたため、開発と並行して、前職での経験を活かしてマーケティング施策などの提案も行っていました。その結果、社内のプロジェクトの立ち上げに声をかけていただけるようになり、複数のプロダクトマネージャー・プロジェクトマネージャーなど、開発に関わる領域で幅広く経験することができました。
次の会社では、エンジニア→1人目プロダクトマネージャーへ
その後、SNSマーケティング領域でSaaS事業を展開している企業に転職しました。北海道にオフィスがありつつも、大型の資金調達をして事業を伸ばしている、自分から見ると稀有な会社でした。ここでも最初はエンジニアとして参画したのですが、事業観点で気になったことを提案しているうちに、気づくと社内で1人目のプロダクトマネージャーとしての役割を任せていただくようになっていました。
自分が価値を発揮できそうな場所を探している中で、社内でプロダクトマネージャーへと役割が変わるのが二度目になりました。これは自分にとってこの仕事が適しているのだと解釈しています。
自分の強みを活かして、会社や事業の成長に貢献したい
事業立ち上げに苦戦し、事業投資ストップやクローズで悔しい思いも
前職では、主にtoB領域で0→1の事業立ち上げを行うのが主なミッションでした。詳細は割愛しますが、「売れてから作る」ではなく「作ってから売る」順番でやってしまったことで、バーニングニーズを解決するプロダクトに昇華できず、セールスで苦戦してしまう状態が続いたと捉えています(これだけベストプラクティスが世の中に溢れていて頭ではわかっているのに、実行が難しい、、)。
その結果、社内での事業投資ストップや、サービスをクローズさせてしまい、正直かなり悔しい思いをしました。
ニーリーとの出会いを通じて、自分の強みを客観的に認識
事業投資が止まったタイミングで、転職を考え始めました。直近の経験としてtoB側の0→1領域の業務が中心だったため、その経験を活かせそうな企業を中心に受けていました。
ニーリーの存在はエージェントさんから紹介いただくまで知らず、最初にCHROの高橋さんとカジュアル面談をさせていただきました。
面談を通じて、これまでのキャリアが活かせると思えたことと、高橋さんが伝える顧客が抱える課題やプロダクトの提供価値がありありと感じられて、純粋にもっと詳しく話を聞きたいと思い、選考に進むことに決めました。
その後、最終的にオファーをいただくことになり「toC側の方が経験を活かせると思うから、toC側のプロダクトマネージャーからスタートするのはどうか」という提案をいただきました。toB領域を中心に考えてはいたため、そう言われるまでは考えたことのない選択肢でした。ただ、改めて過去の経験を要素で分解してみたときにすごく重なる部分がありました。
業界:自動車・不動産
ビジネスモデル:SaaS、BtoBtoC、ライフイベント型
事業フェーズ:1→10の急成長期
タイミング:1人目プロダクトマネージャー
働き方:役割にとらわれず、他領域に染み出すことが推奨
こういった考えも含めて「他の人よりもうまくやれるかも」「強みを活かして事業成長に貢献できそう」と思えたところが大きかったです。
事業成長への貢献と家庭の両立を目指し、ニーリーへの入社を決意
「市場」「プロダクト」「組織」どの観点からも良いと思えた
成長企業で働く中で、時には苦しい場面も必ず来ると考えています。そういった時でも、未来を信じて、長く働ける環境で働きたいとも思っていました。
市場の可能性:月極駐車場は3,000万台と巨大市場かつ未開拓な部分が多く、大きな成長余地がある
プロダクトの魅力:toCおよびtoB両面で自分が利用したいと思える
組織文化:CTOの三宅さんを筆頭にプロダクト開発に対する熱量や解像度が非常に高い
他にも色々ポジティブな情報はあるのですが、自分としては十分未来を信じて働けると思えました。こちらの記事により詳細な情報があるのでオススメです。
■「駐車場ビジネスはなぜ面白いのか?~マーケットの魅力とニーリーの目指す未来~」 by ニーリー公式note
■【特集】月極駐車場に隠された巨大ポテンシャル
by Next SaaS Media Primary
家庭も両立できる
ここまで仕事のことのみを記載してきましたが、地方在住かつ2人の子供(0歳と1歳)がいる状況でもあり、フルリモートである程度働き方に柔軟性がある環境で働きたいというのも前提にありました。
フルリモートで転職を考えたときに「うちはまだフルリモートにするか、出社必須にするか検討中なんだよね〜」のようなどっちつかずの状況になっている会社さんとお話しすることは、もはやあるあるなのではないかなと思います。泣
その点でニーリーは、「社会の解像度を上げる」をミッションとしており、解像度を上げることで「選択肢」を提供するという話がよくされていて、「働き方も選択肢が多く選べる方が良いと思っていて、リモートワークもその一つなので変えるつもりはない」という旨の内容を代表の佐藤さんが言ってくれたのも安心材料だったと思います。
実際に働いてみて感じたこと
プロダクトマネージャーとして貢献できる余地がたくさんある
前提として、ニーリーには「エンジニアがビジネス側に染み出す」文化があり、ビジネス上のディスカバリーにも極力手を伸ばし、プロダクト開発を推進しています。そういった背景から、入社前はエンジニアの方と動きがバッティングしないか少し不安もありました。
ただ実際に働いてみると、直近必ずやるべき開発案件だけで膨大な量があるため、施策のディスカバリーがやり切れていなかったり、プロダクト戦略やロードマップが描けていない状況でもありました。
加えて、担当しているtoC領域から見るとサービスとして以下の特徴があり、シンプルに見えて意外と複雑性があります。
・ポータルサイトのように駐車場を探すだけでなく、申込・契約・支払いまでできる
・複数のセグメントが存在する(個人/法人、1台のみ契約/複数台契約など)
・駐車場探しのきっかけは様々(引越し、車の購入、仕事の都合など)
そのような背景から、上述のディスカバリーだけでも、短期・中長期でやっていきたいことが山ほどある状況です。
issueドリブンな開発文化が浸透している
既存のnoteでも紹介されている内容ではあるのですが、実際に働いてみてもこのカルチャーが当たり前になっていると感じます。
プロダクトマネージャーが仕様を決めてそのまま実装するようなことはなく、デザイナー・エンジニアとなぜやるのかを踏まえて、一緒にあるべき実装を考えて推進することが日常的に行われています。プロダクトマネージャーの視点で見た時には、自分が描いたものよりも、すごいものができあがり、良いモノづくりができるところに楽しさがあると感じています。
リモートでも働きづらさを全然感じない
ニーリーの出社率は20%程度と公表されている通り、基本的にはリモートで働いている方が多数派です。そのため、ドキュメントの整備が進んでいたり、サクッと口頭で会話してを進めるといったことも当たり前のように行われており、ストレス無く働けると思います。
一方でオフラインで会うことの価値も一定重視はしていて、全社では半期に一度、所属する部門では四半期に1度はオフラインで集まる会を設ける前提で運営がされています。
現在の担当業務と今後の目標
toC(借主様)向けのプロダクトマネジメントを担当
プロダクトマネージャーとして入社して2ヶ月ほどのタイミングではありますが、CTOの三宅さんがプロダクトマネジメント領域への解像度が高いこともあり、スムーズに事業KPIの推進に繋がる業務を担当しております。例としては以下のような業務を行なっています。
インタビュー、アンケート、データ分析を通じて、KPIを伸長させる施策のディスカバリー
直近実施予定の施策のPRDを作成し、エンジニア・デザイナーと一緒に施策のデリバリー
上記の施策の優先度付けおよびプロダクトロードマップへの落とし込み
まずはKPIを大きく伸長させ、その後は非連続な成長を
toC向けでも、正しくやればもっと伸ばせるという領域がたくさんある状況です。それらを着実に推進しつつ、将来的に顧客接点を持つようなモビリティプラットフォームとして進化させていきたいと考えています。
最後に
ニーリーの開発は、toC(借主様)、toB(不動産管理会社様)、toニーリー(社内)向けの3つがあり、事業として爆速成長しているため、それぞれの領域で向けて短期・中長期でやるべきことがどんどん増えている状況です。
また、今までやりたいことに対して開発リソースが追いついておらず、手動のオペレーションで何とか事業成長を支えてきたところが複数存在しています。そのため、プロダクト組織としてもより大きく・強くなり事業をリードしていけるようになる必要がある状況です。
少しでも興味をお持ちいただけている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一緒にニーリーの未来を形作っていきましょう!
株式会社ニーリー プロダクト本部 カスタマー・グロース本部 カスタマー・グロースG
阿部 圭一郎 Keiichiro Abe
北海道出身で、大学卒業後は東京でマーケティング職からキャリアをスタート。不動産・リフォーム領域のメディアでtoCのグロースと事業企画を経験。地元へのUターン後はエンジニアリングのスキルを身につけ、その後プロダクトマネージャーに転身。2024年1月にニーリーに入社し、北海道からフルリモートで勤務で、toC向けのプロダクトマネージャーを担当。
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