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ニーリーの開発組織で働く魅力とは

株式会社ニーリーの取締役CTOの三宅です。

前回の記事でもお話しさせていただいたのですが、現在ニーリーは拡大期で、主力プロダクトであるPark Direct(パークダイレクト)も順調に成長し、ずっと5~10人で踏ん張り続けて来た開発組織のエンジニア数は、昨年1年間で業務委託や副業の方を含めると3倍以上の約30名にまで増加しています。優秀な人材が続々と集まってくれている一方で、社員としてはまだ10数名しかおらず、今後モビリティSaaSのプラットフォームとして新たな提供価値の拡大を目指す上では、より採用を加速させていかなければならないと考えています。

更に多くのエンジニアの方に、「ニーリーで働くと面白そうだ!」と思っていただくには、今ニーリーで働いているメンバーが、なぜニーリーを選んで、実際に入ってみてどんなところを「面白い!」と感じているのか、きちんと言語化してお伝えする必要があると思い、今回改めて開発組織の魅力とは何かを掘り下げてみました。


魅力を言語化した背景と経緯

そもそもなぜ開発組織の魅力を言語化しようと思ったのかというと、採用候補者の方になかなかお会いすることができなく歯がゆく思っていたことがキッカケでした。直接お話しさせていただければ、ニーリーで働く面白さが伝わっている、興味を持っていただけている、という手ごたえはありました。それは私だけではなく、一番最初にエンジニア採用を共にやってきてくれた菊地くんも感じていることでした。菊地くんは口癖のように「知名度がないだけで、話す機会さえあればいい会社だと思ってくれるんすよ!」と言っています(笑)。そこで、私や菊地くん、そしてそれぞれのメンバーがニーリーの開発組織の良いところだと思っていることを発信して、私達のことを知っていただこうと思い言語化することにしました。

※菊地さんのインタビュー記事はこちら

また、今後新しく入社するメンバーが増えたとしても、今あるニーリーならではの魅力が色褪せずにずっと続いていくように、言語化して社内にも伝えていく必要がある、そう思いました。

言語化するうえでこだわったことは、メンバーから意見を出してもらうやり方にしたことです。これまでは「開発組織はこうあるべきだ」という私の思いをメンバーに伝えることが多かったのですが、これからの開発組織はみんなで作っていきたいと考えていたので、人事部から助っ人に入っていただき、私はなるべく介在せずに、意見を引き出してもらいながら進めました。

直属の上司の私からではなく組織外の方からヒアリングしてもらったほうが、リアルな声が聞けると考えたからです。気にせずに思ったことを発言する人が多い(笑)ということもあり、いいことも悪いことも含めてたくさんの意見が出ました。おかげで本当にいい議論の場になったと思います。

議論する前の宿題として「開発組織のいいと思うところ」を開発メンバー全員にざっくばらんに書き出してもらったところ、想定をはるかに超える量の意見が集まりました

魅力言語化のプロセスイメージ

こんなに意見が集まるのかと驚いたと同時に、みんなが自身の思いをたくさん書いてくれたこと、そして私がニーリーの開発組織として大事にしたいと考え、伝えていたカルチャーがこんなに浸透していたのかと思うと、正直に嬉しかったです。

普段のコミュニケーションではPark Direct事業を伸ばすためにはどうするかということに関する話が多く、組織のカルチャーや魅力について議論する機会はあまりありませんでした。しかしいざ組織の魅力の言語化について議論を始めてみると、メンバー間で共通認識が多いことがわかり、これはいい意味で意外でした。

上がってきた意見の共通項を洗い出し、開発組織として伝えたいメッセージが表現されている言葉になってるかどうか、何度もディスカッションをして、最終的には以下3つのキーワードで表現しました。

開発組織の3つの魅力
  • 熱量と冷静さの共存

  • issueドリブンな開発

  • ロールを自ら進化させていく集団

熱量と冷静さの共存

一つめは割とすぐに言語化でき、開発メンバー全員にバシッとハマり、みんなが気に入っているキーワードです。

私たちは「自分たちも事業成長を牽引していくんだ」という熱い思いで開発に取り組んでいて、言われたことだけをやるのではなく、開発として「何が課題で、どう解決するべきか」を常に考えて行動しています。その一方で、今この行動は過剰ではないか?など目標に沿わない開発事項の枝刈りを頻繁に行うなど、冷静さも大事にしているところこそ、まずお伝えしたい魅力のひとつです。

Park Directの事業計画は高い目標を設定していますが、ただ単に目標は高ければ良い、気合と根性で乗り切れば良いという考えではなく、その目標の裏付けやロジックを大事にしています。高い目標を掲げているからこそ、達成のために必要なタスクを明確にし、1つ1つロジカルに判断しながら進めています。裏付けやロジックが不明瞭だと、なぜそれをしなければならないのかが明確ではないため、諦めの気持ちが芽生え最後の最後まで目標達成に向けて走れる組織になりません。逆にそれが明確であれば、年間の目標から中長期的な目標も、決して絵に描いた餅ではないと感じられると思っています。

また、全員が納得して目標に対する道筋をイメージできるのは、事業の現状や他組織のKPIという情報がきちんと共有されていて、意思決定の基準やメンバーへの期待も明確になっている環境であることが背景にあります。

「熱量と冷静さの共存」というキーワードは、開発組織だけではなくニーリーそのもののカルチャーを表現しているといっても過言ではありません。よく投資家の方々から、「ニーリーはスタートアップっぽくない」と仰っていただきますが、現場で働く私自身も本当にそう感じます。スタートアップというと「やるぞ!」「いくぞ!」という夢を追いかけるという雰囲気は必要ですし、ここがスタートアップならではの楽しさでもあると思っています。高い目標に対する勢いがありながらも、クールなスタンスで実行推進していて、このキーワードは、まさに私たちのカルチャーを表しています。

※「熱量と冷静さの共存」についてのエンジニア対談記事はこちら


issueドリブンな開発

これはエンジニアの方に最もお伝えしたいストレートな魅力を表すキーワードです。

Park Directは今まさに急成長中で、日々たくさんの課題に直面しています。そのため自身が解決したそのissueが、事業の成長や創造に繋がっている実感を得やすい環境だと思っています。

現在、事業の課題と技術的な課題の大きく2つがあります。

事業サイドの課題を具体的にいうと、たとえば最近、お金回りの業務効率を抜本的に変えるためのプロジェクトを立ち上げました。我々が運営するPark Directにはマネタイズポイントがたくさんあるため、システムで綺麗に表現するのは簡単ではありませんが、だからこそ設計・開発する側としては非常に解きがいのある課題なんです。Park Directは近い将来に年間数百億規模を扱うようなプラットフォームを目指しています。その規模のシステムを刷新する機会はなかなかないと思うので、難易度も高いですが、やりがいがあって解けると楽しい課題だと自負しています。

技術的なところでは、サービスのローンチから3年、開発を始めてからであれば約4年経過しているため、アプリケーションも刷新するフェーズに差し掛かっています。2022年にバックエンドのインフラとコンテナオーケストレーションの刷新を実施しましたが、アプリケーションレイヤーは、まさにこれから。データモデルの再設計、アーキテクチャの再構築、新しい言語・サービスへの載せ替えなどはスキル的にもチャレンジングなものであり、かつ新しい技術も取り込みます。

ニーリーは私自身が直接担当している範囲がまだまだ多いので、どんどん権限移譲もしていきたいと思っています。1人ひとりの裁量も大きく、組織の枠を超えて様々なチャレンジができるフェーズの今だからこそ、体験できる機会が沢山あると思っています。

※「issueドリブンな開発」についてのエンジニア対談記事はこちら


ロールを自ら進化させていく集団

一緒に働くのはどういう人たちなのかということと、入社していただいたら広がるスキルの幅を表現するキーワードとして、自分の与えられた役割や期待値を超えて、自らを進化させていける人の集まり=「ロールを自ら進化させていく集団」をあげました。

ニーリーでは、開発側から「◯◯を解決すれば、〇〇という効果が得られる。だから、〇〇を開発しよう」とよく提案しています。また、提案した機能をリリースして終わりということではなく、その機能を業務に組み込むための運用の整理や、時には開発組織やエンジニアであるということを超えて業務を一緒に行うこともあります。一般的なイメージとしての開発という範囲にこだわらず、必要な施策を実行する上で最適な動きを自ら判断して実行することができることを、「ロールを自ら進化させていく」と表現しました。

事業を継続的に発展させていくためには開発組織の進化は必要不可欠です。技術的なスキルアップをしていくことはもちろんですが、一人ひとりが担当領域にとらわれず、課題解決のために必要なことはなんでもやる姿勢で取り組むことがより大切だと考えています。

よくメンバーとも話しますが、どれだけ多く経験していたとしても、新しい領域に対しては必ずアンラーニングしてチャレンジしないといけないタイミングがあると思います。事業を伸ばすために自分の強みを生かしつつ周辺領域のことにも積極的に取り組むスタンス。ニーリーの開発組織には、そういうスタンスを持ったメンバーが揃っており、入社いただけたら、より様々な側面から事業にコミットできるエンジニアとして成長していただけるのではと思っています。

※「ロールを自ら進化させていく集団」についてのエンジニア対談記事はこちら


さいごに

今回は開発組織についてお話しさせていただきましたが、プロダクトや開発のこと、事業のことなど、お伝えしたいことは沢山あります。ニーリーのことをより知ってもらえれば、きっとワクワクしていただけると思います。

この記事を読んでニーリーの開発組織に興味を持っていただけた方は、ぜひ一度カジュアル面談しましょう!


■開発メンバーとのカジュアル面談はこちら

・三宅 克英(取締役CTO)
モビリティSaaSのプロダクトグロースについてお話しましょう

・菊地 弘晃
Mobility SaaSを一緒に開発しませんか?


話したいメンバーが決まっていない場合はこちら

また、具体的な求人情報などニーリーの採用情報全般については特設サイトをご覧ください。
採用特設サイト:https://jobs.nealle.com/


株式会社ニーリー 取締役 CTO
三宅 克英 Katsuhide Miyake 
2007年に金融機関向けシステム開発会社シンプレクス・テクノロジー(現シンプレクス株式会社)に入社。入社1年目からプロジェクトマネージャーを任され、証券会社向けFXシステムやメガバンク向けリスク管理システムなど、小規模から大規模まで数多くのプロジェクトを責任者として担当。フロントからミドル、バックまで金融機関業務に精通。2016年にはシンプレクス新卒最速でプリンシパルに就任。2017年12月よりNealle Inc.へ参画。


※この記事は、インタビュー内容をもとに一人称形式で編集したものです。

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