“がっつりクライアントフェイス”こそニーリーのPdMの面白さ―プロダクト開発だけではない、チャレンジングな環境とは
はじめまして。2024年4月にニーリーへ入社した、寺田裕也(てらだゆうや)と申します。私は営業としてキャリアをスタートさせたのち、プロダクトマネージャー(PdM)にキャリアチェンジしました。ニーリーではプロダクト統括本部ビジネスディベロップメント本部のPdM兼ビジネス統括本部 Enterprise事業本部 EnterpriseAccountManagementGに所属しています。
今回は私がニーリーへの転職を決めたポイントや、ニーリーでプロダクトマネジメントをする醍醐味などをお伝えしたいと思います!
営業からPdMの道へ
まず簡単に、私の経歴を紹介させてください。大学卒業後、人材サービスを展開する企業に入社。人材派遣の事業部で営業として3年半ほど従事し、その後、スタートアップ支援事業を担当する部署に異動(後に分社化)。前半4年はヒューマンキャピタリストを担当し、後半4年は成長産業に特化した情報プラットフォームサービスのPdMを担当していました。
営業からPdMへキャリアチェンジしたのは、スタートアップ支援に携わるなかで、プロダクトを通じてレバレッジを効かせて、人に新たな価値体験を与えられることに興味を持ったのがきっかけです。
実際には、企業の求人情報を管理するシステムを自社で開発するプロジェクトが立ち上がった際、自ら手を挙げて兼務でPdMとして動き始めたのが最初の一歩でした。その後、プロダクト開発に関わるイベント参加や本などできる限り情報をキャッチアップしたり、実際に開発言語を勉強し、一部システムの実装にも携わったりしながら経験を積んでいきました。
その後、自社のスタートアップ向けのデータサービスがアップデートされることになり、そのタイミングで自分のPdMへの転換意向も会社が尊重してくれ、PdMへキャリアチェンジしました。PdMになってからは、コーディング以外で事業成長に繋がることは何でもやるというマインドでプロダクト開発から営業、採用活動まで、プロダクトに関わることは全般担当していました。
しばらくしてカメラを通じた映像プラットフォームを展開する企業に転職し、AIプロジェクトに関わる部門でPdMを担当していました。その中で小売り業向けに業務改善をサポートするプロジェクトや交通量調査のプロジェクト、工場ラインの異種検知プロジェクトなど、多岐に渡るジャンルのプロジェクトを担当させていただきました。途中開発組織でリサーチグループが新設されて、兼務でUXリサーチャーなどのメンバーなどと共にリサーチ活動もしていました。
ニーリー入社の決め手は、事業とチャレンジングなフェーズ
2社目でスタートアップ支援に携わっていたため、以前からニーリーの名前は耳にしていました。たまたま知り合いからニーリーのことをおすすめされて、会社について調べてみると、事業の面白さやチャレンジングな環境がありそうだと思い、一度話を聞いてみたいと面談を申し込んだんです。選考を経て、最終的にニーリーへ入社を決めたのは次の3つの理由からでした。
事業の自分ごと化
データを元にした多角的な事業展開の可能性
チャレンジングな環境
1.事業の自分ごと化
昨年車を購入してマンションの駐車場を契約した際、「もう少しこんなことができたらいいのにな」と、駐車場が抱える課題を当事者として感じたり、駐車場以外の部分でも車保有者にもっと価値提供できる部分があるのではと感じました。ニーリーとの面談の中でも、駐車場の区画図を紙で管理していたりとまだまだ駐車場管理はかなりアナログな世界だと教えてもらって、自分の実体験と面談で聞いた話が重なり、業界が抱えている課題の奥深さを知りました。同時にその負の解消と車保有者に対して更なる付加価値の提供をしてみたいと考えました。
2.データを元にした多角的な事業展開の可能性
自動車のユーザー情報と駐車場の一次情報のデータをここまで保有している企業は、他にないのではと思います。そのデータを軸に、今後は駐車場だけにとどまらず、もっと世の中に対して付加価値を提供できそうな点に魅力を感じました。
3.チャレンジングなフェーズ
面談を受けた際は、まだ代表の佐藤さんとCTOの三宅さんが担っていたPdMの役割を徐々に移管していく段階で、PdMは1名だけでした。また、事業としてもシリーズAを終えたタイミングで、さらにこれから急成長を目指すタイミングで、これから事業拡大、組織拡大をしていくフェーズだからこそ、変化が大きい環境で手触り感をもってチャレンジできるだろうと感じました。
現在の担当業務:エンタープライズ案件で貸与物管理サービス提供のリードを担う
現在はプロダクト統括本部でPdMと、ビジネス統括本部でエンタープライズ部門のアカウントマネジメントを兼務しています。Park Directは今年からエンタープライズ企業向けに本格的にサービス提供を始めているのですが、エンタープライズ向けのプロダクトのアップデートや営業やカスタマーサクセスと一緒にオンボーディングや運用サポートをやっています。
その中でもメインで担当しているのが貸与物管理サービスの立ち上げです。エンタープライズ企業からは更に様々な要求をいただきますし、BPOのニーズが強いのが特徴です。その中で強いニーズがあるもののひとつが貸与物の管理です。
貸与物とは例えば駐車場のゲートをあけるためのカードや鍵みたいな物ですが、現物の管理が必要になるため、プロダクトだけではなく完結せず、オペレーションも必要になります。なので、いわゆるBPaaS(Business Process as a Service)のような形でプロダクト×オペレーションで価値の提供をしています。
貸与物管理サービスは立ち上げたばかりで、まだまだサービスを磨き込んでいる最中です。クライアント様やクライアント様の関係企業といった社外の関係者様はもちろん、カスタマーサクセスやクライアントサクセス、ビジネスオペレーション、決済チームなど社内のステークホルダーとの調整もしながら、あらゆる種類の貸与物を取り扱えるようにプロダクトとオペレーションの企画・設計に取り組んでいます。
エンタープライズ企業では管理する駐車場台数が膨大ゆえ、貸与物対応における管理が煩雑になり、さまざまな問題が発生している場合も少なくありません。Park Directの導入を検討いただくにも、まずは貸与物対応の課題を解決しなければ話が前に進まないケースも多いです。
今後は他の貸与物対応における課題を感じている企業様へもPark Directとセットで一気通貫でサービス提供し、企業様の業務効率化、事業改善のサポートに寄与できるよう、サービス検討を進めています。
入社して感じた、ニーリーでチャレンジする醍醐味
目的達成のためなら役割を限定しない
各メンバーが自分の役割に固執せず、目的達成のためであれば役割を超えて動いていくところがニーリーの良さだと感じています。プロダクト統括本部であれば、エンジニアのメンバーも一緒に商談に入ったり、クライアント様との調整をしたり。CTOの三宅さんがよく「浸みだす」と表現している部分は、私も魅力だと思いますね。
事業ドメインやビジネスを構造化していく楽しさ
業界知識やサービス知識など、事業ドメインの複雑さや奥深さを感じています。例えば借主様が警察署で車庫証明発行の手続きをするために管理会社側が保管場所使用承諾証明書を発行しなければならないなど、駐車場運営業界特有のルールなど多く存在しています。
また、Park Directは駐車場運営の管理をサポートする為に、プロダクトによってサポートできることも多いです。それらの情報を自分が理解した上で、クライアントや社内外のステークホルダーに説明しつつプロジェクトを進めていかなければならない難しさとビジネスを構造化していく楽しさを日々感じています。
ニーリーでPdMをする面白さ:自ら集めた一次情報をプロダクトに落とし込める
社内外問わず、自分の手足を使って現場から一次情報を収集して、業務オペレーションの設計含め、一気通貫でそれをプロダクトに落とし込んでいけるところがニーリーのPdMの醍醐味だと感じています。
例えば、先ほどもお話した貸与物対応プロジェクトのリード。実際に自分がクライアントと折衝しながら、クライアントの業務オペレーションの把握や実現したいイシューをキャッチする。それと同時に、社内の関係部署ともコミュニケーションをとりながら、社内での業務オペレーションを検討する。こうした社内外のあらゆるステークホルダーとコミュニケーションを取りながら、貸与物対応の業務オペレーション、サービス設計、プライシングなどをプロダクトとして、どうしていくべきかを考えていくのは難しさもありますが面白い部分です。
今後の目標
直近ではふたつあります。ひとつはビジネスディベロップメント本部のPdMとして、もっとチームをリードしていくこと。これまでCTOの三宅さんに頼っていた部分が大きかったので、少しずつ自分たちで巻き取っていけるようにしたいです。
もうひとつは、貸与物対応プロジェクトのリードとして、プロジェクトを牽引し、プロダクトマネジメントしていくこと。貸与物対応はクライアント様の課題解決をし、ニーリーが非連続成長を遂げるためにニーリーがやらなければならないことのひとつです。
中長期的には、Park Directを起点にしながら世の中にもっと付加価値を与えられるような新しいサービスをつくっていきたいです。例えばカーメンテナンスやFintech周りなど、コンパウンドスタートアップとして、Park Directの資産を活かした多様な可能性があると思っています。
採用候補者へメッセージ
ニーリーのPdMは、社内外のステークホルダーと協力しながら、業務オペレーション含め、一気通貫でプロダクトをつくっていくポジションです。自らの手足を使って現場から一次情報を収集し、それをプロダクトやサービスに還元できるところに面白さややりがいを感じてもらえるのではないかと思います。
一緒に成長環境でチャレンジしていきましょう!
株式会社ニーリー プロダクト統括本部 ビジネスディベロップメント本部 ビジネスディベロップメントG 兼 ビジネス統括本部 Enterprise事業本部 EnterpriseAccountManagementG
寺田 裕也 Yuya Terada
大学卒業後、営業キャリアからスタートし、フォースタートアップスには社員一桁代で参画し、ヒューマンキャピタリストや成長産業に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB」のPdMを担当。その後セーフィーでAI関連プロジェクト、現職ニーリーでPdMを担当。自宅をリノベーション。サウナ、キャンプ、格闘技観戦が好きです。
ニーリーではPdM人材を募集しております。(※2024年10月現在)詳しくはこちらをご覧ください。
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