塾講師からSaaSプロダクトのGMに~”普通”である自分が、GMを務めるようになったニーリーのフラットさと成長環境~
初めまして、福田悠一(ふくだゆういち)と申します。ニーリーではPark Directのクライアントサクセス本部でオンボーディンググループのマネージャーをしています。自己紹介もかねて、ニーリーへの入社の経緯と今担当している業務、私が考えている事を言葉にしてみました。
読みやすいようにフランクに書いてみたので、少しでもニーリーに興味を持っていただけたら5分で良いので記事を読んでみてもらえると嬉しいです!
1,これまでのキャリアと仕事内容
大学時代は1年浪人して結局第一志望に合格することなく、別の大学に進学しました。大学では今でも付き合いのある仲間と出会い、軽音楽部に所属しながらバンド活動をして、全国流通盤のCD・音源リリースやライブ活動など、本格的に音楽に打ち込んでいました(学業の方は...)。卒業後は、在学時代にアルバイトをしていた塾講師の仕事に就き、最初は講師として教壇に立っていました。次第に教えることから営業や管理側の業務を担当するようになり、最終的には長崎県にある本校で校長を務めていました。ここまでニーリーの他メンバーのnoteを読んだ方はとんでもないスーパーマンばかりがいるスタートアップのように感じたかもしれませんが、私みたいな普通の人(?)もいますので安心してください(笑)
2,なぜニーリーに入社したのか
転職しようと思ったきっかけは、前職の環境が合わなくなってきたことです。学生時代から計10年間勤め、今でも師匠と呼べるメンターにも出会えた素晴らしい会社でした。一緒に仕事をしていた方たちは、今でも連絡を取り合うくらい大好きな人ばかりです。しかし、私が当時最年少で本校の校長になったのですが、「前例がない」という理由で職務内容と待遇にギャップが出始めました。当時の取締役と何度も会話を交わしましたが、会社側が設定した基準を変えることはできませんでした。誰が悪いとはまったく思いませんでしたが、率直に私が会社の基準と合わなくなっただけだと考え、もっとスピード感のある環境を求めて転職を決意しました。当時の取締役には心から感謝しているし、教育の仕事もまたいつか戻ってもいいなと思えるくらい誇りに思っています。
ニーリーを知ったのは、実は転職活動終了間際で既に他社で内定が出ている時でした。某転職サイトで「SaaS カスタマーサクセス」の条件で眺めていたら目に留まったのがニーリーの求人でした。(ニーリーではお客様のうち不動産管理会社様をクライアントと呼ぶため、私たちはクライアントサクセスという部署になります)初見の感想は「何をやってる会社なんだ??」でした。
※転職活動中からカスタマーサクセスをやるんだとは決めていました。
もう転職活動をするつもりはなかったのですが、気付いたら「カジュアル面談を申し込む」をクリックしていました。あの時あのボタンを押してなかったら今の私はいなかったと考えるとゾッとします(笑)
すぐに人事の高橋さんから「カジュ面しましょ^^」(本当にこんな感じの文面で)とメールが来まして、話をしたらエントリーすることとなり、気づいたら面接を受けていました。
・ ニーリーに惹かれたポイント
話を聞いてみて、ニーリーに興味をもったポイントはまず面接した方々の魅力ですね!人事の高橋さんは爽やかイケメンで話すと頭の良さが滲み出ている(今ではアニキと呼ぶ存在)。次に面接したCTOの克英さんは、面接予定が60分のところ私の質問ラッシュに延長戦で応えてくれて、結果100分ほど時間を割いて熱く事業の説明をしてくれました。その後下野さんと面接したときには「すごく明るい営業の人!話しやすいっ!」という印象が強く、正直にいうとちょっと気難しそうな会社に見える分、「こんな人もいるんだ」と安心した記憶があります。そして、最終面接では少し遅れて登場したCEOの養太さんの遅れた理由が「事業の方向性について議論が白熱しすぎて会議が長引いてしまって」と聞いて、なんて熱い会社なんだと完全に興味が湧いてしまいました。(当時も遅れたことについてはきちんと謝罪していただきました笑)
・ニーリーに入社を決めたわけ
他の企業に内定を持ちながらも、最終的にニーリーに入社したいと思った理由は2つあります。1つは、様々な経歴を持っていてそこで実績を残してきた優秀な方たちが集まっているということです。私としては優秀な方たちと仕事をしてみて、自分がどこまで通用するかチャレンジしてみたいと思いました。
転職の時にカスタマーサクセスをやると決めていたと書きましたが、それには理由があります。予備校で働いていた時に、自社のシステムをお客様に販売して利用してもらう仕事があったのですが、お客様と一緒にどういう風に成果を上げていくのかを考えながら伴走して、継続的にシステムを使ってもらいながら成果を出していくサポートをするということが、カスタマーサクセスの仕事に通じるなと思っていたんです。カスタマーサクセスという領域で、どこまでできるかチャレンジしてみようと思いました。
もう一つは、ニーリーの自社事業であるPark Directの将来性です。駐車場オンライン契約のサービスが良いと思ったのはもちろんですが、駐車場サービスだけで終わるのではなく、その先のMaaS構想の話を聞いたときに、「数年後にとんでもないサービスになっている!」と思い、入社を決めました。当時はEdTech系SaaSの会社に内定をいただいていて、私のキャリアからするとそちらの方が本流で、活躍のイメージもできる安定の選択肢ではあったのですが、20代最後の年齢で異業種異業界転職はラストチャンスかもしれないという思いで飛び込みました。
・実際に入社してみた印象
自分でもびっくりするほどイメージ通りでした(笑)。議論はいつも次の予定を忘れるぐらい白熱しますし、一緒に働く人たちや経営陣は優秀で信頼できる。この人達がした判断なら、私にそれ以上の反論はないと思える人達です。そして何よりもすごいのは目標に対してのコミットメントが高く、常に「どうすれば達成できるか」を考え、考え、本当に考え抜いて、「いや~さすがに無理でしょ」みたいな目標を本当に達成してしまうところです。この雰囲気を面接時点で感じ取っていた自分もいましたし、私自身その熱量を求めていました。
3,ニーリーでの業務内容
今はクライアントサクセス本部のオンボーディンググループにてマネージャーをしております。詳しい仕事内容は洋子さんの記事を読んでいただくとよくわかりますが、Park Directをご契約いただいた不動産管理会社様がお持ちの駐車場データをPark Direct上で公開するまでの一連の業務を担当する部署です。
自分自身の役割はマネージャーとして、公開台数(Park Directのサイト上に駐車場が何区画掲載されているか)というグループのKPIに対してのモニタリングや軌道修正・戦略策定、大手などの高難易度案件のフォロー、メンバーの育成などをみています。でも、一番大事にしている役割はメンバーが毎日楽しく仕事ができる環境を作ることです。”楽しく”というのは人それぞれではありますが、メンバーが前向きに生き生きと仕事と向き合える、何でも相談して問題を一緒に解決していけるような組織を目指しています。場合によってはZOOMに仮装で登場したりもします。次は何をして笑いを取ろうか考えている時間が一番楽しいのでやめられません。
入社した約1年前はメンバーとして加わり、1年間でリーダーを経てマネージャーへと任用いただきました。福岡からのフルリモートワークの状態で、リファラルでもなんでもない私がたった1年間でマネージャーまで任せていただける評価制度があるのも、ニーリーのフラットさを体現しているすごさだと思います。東京にいようが、福岡にいようが、どういうスタンスでどういうアウトプットをしたかということで評価してくれる環境が、自分にはとてもありがたかったです。前職のキャリアのすごさとか学歴で図るような会社であればここまで裁量をいただくのは難しかったと思っています。
・新しい仕事に挑戦する中で難しいと感じたこと
一番難しいと感じたことはクライアントの感情を動かすことです。
Park Directはこれまでオフラインで行われていた駐車場契約・管理業務の来店・書面・印鑑という昔からの慣習を根本からガラッと変えるサービスなので、今までのやり方に慣れているクライアントにとっては当然抵抗感があります。
また、駐車場業務は管理会社にとって住居物件に比べて優先度が低いこともあり、ゆえに初回の打ち合わせではあまり前向きではない担当者もいらっしゃいます。しかし、サービス導入を決めていただいたからには面倒な駐車場のデータ整理もやっていただかないといけないし、Park Directの操作も覚えていただかないといけません。
そして、何よりも難しいのは、本当のDX化を実現しようとするためにはただシステムを導入するだけでは不十分で、システムに合わせて、クライアントが長年慣れ親しんだ業務のやり方や習慣自体をガラッと変えていただく必要があることです。クライアントごとに経理周りのルールやスケジュール、使っているツールなど様々な状況があり、現状を理解しながらも自分たちのシステムを導入して活用してもらうためにあらゆる角度からお手伝いをさせていただきます。人や組織の行動・習慣を変えるという事は簡単なことではありませんが、DX化において一番大切な本質は会社の組織や人間自体が変化することだと思っています。
この難題にどう向き合っているのかというと、まず自分のスタンスとして「答えの無い課題を解決して、目的を達成することが私の存在価値である」というものがあります。逆に、これができないのであれば存在価値は無いとさえ思っています。今の時代、答えのある仕事・誰にでもできる仕事は社員がやる必要はないと思いますし、いずれAIが代替するかもしれません。この思いを強く持ちながら仕事に向き合っています。
そして、乗り越えるヒントとなったのは、弊社のミッションにもなっている「社会の解像度を上げる」ということでした。正確には常に「○○の解像度を上げる」をテーマに動いています。これは本当にすごい言葉です。まだ活用に対して前向きになれていないクライアントに接するときも、どうしたら動いていただけるのかはクライアントの解像度を上げるところがスタートで、実はそこが進めば自ずと答えが出ることが多いと思っています。クライアントの担当者の方は社内でどんな立場で、生い立ち、家族構成、出身などパーソナルなことから、会社規模、業界の立ち位置、社長の方針、上司との関係、現場のオペレーション、月の売り上げ...挙げるとキリがないですが、この一つ一つの情報を引き出すために継続的なコミュニケーションが必要になります。この情報の中に”前向きになれない理由”があり、その解消をすることによって導入が大きく進むことも多いです。
これはクライアントに対してだけでなく社内でも同じことが言えます。「一緒に仕事する人への配慮≒その人への解像度」だと思っており、これが高い人には適切な指示やコミュニケーションができると思っています。偉そうに言っていますが、こういったコミュニケーションが元々できていたわけではなく、ニーリーに入ってから学んだ価値観です!
その上で、結果を残すためには、シンプルに諦めないことが大事です。負けを認めなければ勝ちしかないんです(笑)。というのは冗談ですが、ニーリーは代表の養太さんをはじめ、諦めの悪い人ばかりで構成されていると感じます。そのため、常に「どうすればできるか」というスタンスでひたすら考え続けます。これは当たり前のことのように聞こえるのですが、ニーリーのすごいところは”その諦めない基準が無茶苦茶高い”ということです。私には、常にどうすれば達成できるかをひたすらに考える環境・仲間があったからこそ、ここまで頑張れたのだと思います。
4,さいごに
私はニーリーに入って本当によかったと思っているので、もし転職を考えていたり、自分の力を試してみたいと思う方がいらっしゃったら、ぜひニーリーで一緒にチャレンジしてみたいです!
個人的にニーリーで活躍できそう、向いていそうな人の特徴を挙げると、ますば会社・組織に依存することなく、自ら考え、成果を上げようという感覚がある人です。これは自分一人が高い成果を出せばよいという事ではなく、他者と協業するというのも自身の力という前提があります。
もう一つは、自分にスキルや実績をつけることが本質的なキャリアに繋がると考えることができる人です。どこで働いていた、どの学校を卒業したなど所属していた組織によってキャリアが決まるのではなく、自分自身のアウトプットこそがキャリアという考え方ですね。自分自身にスキルや実績をつけて自ら成果を上げる、そのために今目の前の仕事に全力でコミットできる人。さらにチーム・仲間のためにも頑張ることができる人はニーリーで活躍していただけるのではないかと思いますし、ニーリーで経験を積んだ後にどこの会社へ行っても通用するような経験ができると思います。
私はニーリーのカルチャー、考え方がとっても大好きです。なので、仕事が少々ハードでも大切な部下・仲間のために頑張ろうと思えますし、もっと貢献しようという気持ちが原動力となります。
この記事を読んでいただいたみなさんの中に、ニーリーに入ってめちゃめちゃ仕事がんばりたい!という方がいれば、ぜひカジュアル面談でお待ちしております!
株式会社ニーリー クライアントサクセス本部
オンボーディンググループ GM
福田 悠一 Yuichi Fukuda
福岡県出身、在住(ニーリーではフルリモートで勤務中)。大学卒業後、教育系の会社に就職し、講師をしながら管理や営業へジョブチェンジ。最終的には長崎の本校にて校長を務める。ニーリーに転職し、クライアントサクセスのオンボーディングを担当。メンバーからスタートし、リーダーに就任、2022年上期MVPを受賞。入社から約1年後にはマネージャーに就任し、メンバーを引っ張りつつも日々事業拡大のために奮闘中。