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大企業出身者が語るニーリーへの転職理由。転職が正解になるかは自分次第~ソリューション推進Gメンバー対談~

キャリア自律の重要性が唱えられる昨今。多くの経験を積めるとして、大企業からスタートアップへの転職を考える人も増えてきています。エン・ジャパン株式会社の調査によると、大企業で働く人の7割弱がスタートアップへの転職を前向きに考えているとのこと。

実際にニーリーでも、大企業からの転職して活躍している社員が多く在籍しています。そこで今回は、大手出身でソリューション推進G(セールス部門)で活躍する小池さんと山崎さんの2人に人事橋本さんがインタビュー。お二人の転職理由や、転職した今感じていることをお聞きしました。

株式会社ニーリー ビジネス統括本部 第一事業本部 ソリューション推進G
山崎 雅裕 Yamazaki Masahiro
営業からキャリアをスタート。飲食店等店舗出店の仲介や営業を経験したのち、デル・テクノロジーズ株式会社に転職。営業からサブリーダーポジションを経験する。より自身のスキルアップを目指し、スタートアップであるニーリーに2023年に入社。(猫6匹の父です!)


株式会社ニーリー ビジネス統括本部 第一事業本部 ソリューション推進G
小池 俊輝 Toshiki Koike
大学卒業後、大日本印刷株式会社に入社。金融機関を主要取引先とする営業部に配属。BPO事業のプラットフォームサービスの立ち上げプロジェクトへの参加を機に、プロジェクトマネージャーとしてもキャリアを積む。2024年ニーリー入社。自称本業はギタリストです!ロックスターになりたい!


株式会社ニーリー コーポレート統括本部_人事部_採用G
橋本 有希子 Yukiko Hashimoto
新卒採用として全国の大学を回ることで自社のファンを増やす仕事の楽しさを知る。その後スタートアップ企業の一人目コーポレートとしてHR・総務・労務・経理・情シスなどあらゆる仕事を兼任し、会社組織の仕事の繋がりを学ぶ。2023年にニーリー入社し、採用担当として日々候補者と向き合っている。休日はB.LEAGUE観戦に行きます!オフシーズン中はアカツキジャパンを応援しています!(推しはサンロッカーズ渋谷☆)

面談でニーリーのイメージが逆転した

――まず、これまでの経歴を教えてください。

小池:大学時代は理工学部でしたが、就職活動はあえて理系職ではなく、昔から運動会の団長や学級委員を務めるなど、みんなの先頭に立って何かするのが好きだったので、営業の道を選びました。新卒で大日本印刷に就職し、7年ほど営業として、プロダクトありきではなく顧客それぞれの課題に合わせた提案やプロジェクトの立ち上げから運用まで幅広く担当していました。営業というよりプロジェクトマネジメント的な仕事でしたね。そして7年目の終わりにキャリアアップを目指して転職をし、今に至ります。

山崎:大学卒業からフリーター生活を経て、2〜30人規模の卸売企業に入社したのがキャリアの始まりです。アパレルショップや飲食店など、ジャンルに関係なくお店を出したい人に対して、卸している商品を営業したり、外部のデザイナーさんを引き合わせてお店作りをしたりしていました。結婚を機に、給与を上げようと思い転職を決意し、前職のパソコンメーカーDellに入社しました。そこで5年ほど経験を積むうちに、より現場の声が反映される環境でもっと事業に関わりたいと考えて転職を決意し、ニーリーへ入社しました。

――ニーリーのことを最初に知った時、どんな印象を持ちましたか?

小池:正直に言うと、エージェントに提案された企業のなかで、ニーリーが一番地味な印象だなと思ったんです。それなのに、カジュアル面談をしてみるとその印象は真逆になり、一番いいなと思うようになりました。

紹介文を見ただけの段階では月極駐車場のDXという情報しか入ってこず、それならいろんな会社で実現できるように思えたんですよね。でもCHROの髙橋俊樹さんとのカジュアル面談で、提供価値や事業のポテンシャル、社会へのインパクトの大きさを知って、とてもワクワク感を感じ志望度が上がりました。ニーリーは、話してみないとわからない面白さがある会社だと思います。

山崎:私も最初はポジティブな印象ではなくて、月極駐車場って、ビジネスの上限を早めに迎えるんじゃないかと感じていました。そして小池さんと同じように、面談で印象がガラリと変わったんですよ。

自分が車を好きなこともあって、モビリティ領域にタッチしていくという今後の事業展開を聞いて、とても面白そうだなと感じましたし、車好きとしての知識ももしかしたら少しは活かせるのかもとも思いました。もともとSaaSで転職先を探していたのですが、人事やマーケティングなど専門の領域に広くアプローチすることが多い他の企業に比べて、ニッチでバーティカルなSaaS、かつモビリティということで、プロダクトが面白そうだなと感じるようになっていきました。

――たしかに事業概要だけでは面白さが伝わりづらいけど、実際に話を聞いてみたときのギャップが大きいのがニーリーですよね。カルチャー面では、どのような印象を持ちましたか。

山崎:前職は縦割り組織で、部署間の連携がほとんどありませんでした。お客様にとって必要なことであれば、役割を超えて連携しても良いと思っていた私にとっては、ニーリーの部署に関わらずみんなが同じ方向を向いている環境はとても魅力的でした。ここなら仕事のやりがいを感じられそうだし、現場の「もっとこうしたらいいんじゃないか」という声も拾ってもらえそうな気がして、好印象を持ったのを覚えています。

小池:自分に合ってるなと思ったのが、ニーリーが大切にしている5つのバリューズを見た時です。「フラットであれ」や「問い、Giveから始める」などの言葉がすべて自分ゴトとして感じられたんです。そして実際、面談も面接も、まるで面接でないかのようにフラットに素の自分で会話ができたことが好印象でした。


チーム一丸となってひとつの目標を追うのが新鮮


――お二人は大手からの転職ですが、スタートアップに飛び込むことへの不安はありませんでしたか。

小池:僕はほとんどありませんでした。ずっと同じ会社にとどまることが正解ではないと思っていましたし、組織が大きな会社は特有のやり方やノウハウが存在すると思いますが、それが外の会社でもそのまま通用するのだろうか?という不安を感じていたほどです。7年間大手で培った力をスタートアップで試したい気持ちもあったので、躊躇はありませんでした。

唯一、子どもが生まれてまだ半年だったので、安定した企業から抜けることの不安はよぎりましたが、元来チャレンジャー気質なので、大きな不安を抱くことはありませんでした。妻も僕の意見を尊重してくれて、いい伴侶だなと改めて感じましたね(笑)。

山崎:私は逆に、自分がスタートアップで通用するかが不安でした。前職では、仕事をしていて会社の名前に助けられているなと感じることもありました。エリートが多そうなニーリーでやっていけるのか、最後の最後まで悩みました。ただ、「社内Wikiのような情報もあるし、聞いて嫌がられることもないから、学ぶ意欲があれば大丈夫」と背中を押されたことで、挑戦に踏み切ることができました。

あとは、管理職一歩手前まで来ていたタイミングだったので、周りからは「なんで今辞めるの?」とは聞かれましたね。3年後5年後の自分を考えたときに、仕事のレイヤーは変わるかもしれないけれど、ビジネスマンとしてスキルアップしているイメージが分からなかったので、最後は自分の気持ちを大事にしました。

――いろいろな想いを持たれて入社されたようですが、実際に入社してみていかがでしたか。

山崎:私が入社したのは11月で、ちょうど年末の追い込みで忙しい時期でした。そのため、クライアントサクセスとして入ったものの、一旦ヘルプでサクセスセンター(クライアント対応の受電チーム)として働くことに。そして現在のソリューション推進グループになってからはキャッチアップするのが大変でした(笑)。

でも、社内の資料に大抵のことは書いてあって、わからなくてもSlackを見て自分で調べにいけばわかるし、それでもわからない場合は誰かに聞けばみんな嫌な顔せず答えてくれました。聞いていた通り、主体性があればやっていける環境だとそこで感じました。

小池:山崎さんも言っていましたが、僕はみんなが同じ方向を向いていることにとにかく感動しました。

前職では、プライオリティがそれぞれ違うメンバーがアサインされたプロジェクトのマネージメントをしていました。そのため、まずみんなに同じ方向を向いてもらう必要があり、そこにエネルギーが必要でした。一方で目線が揃った瞬間はとてもうれしかったですし、目的に向かってみんなで動くのは楽しかったです。「前を向いてもらうためのステップが減れば、もっと早くやりたいことに到達できるんだろうな」と思っていたので、ニーリーでは前提として全員が同じ方向を向いていることに、まず心を動かされましたね。

山崎:それは本当にいいところですよね。あとスピード感が全然違うなと感じました。1か月が1週間くらいに凝縮されているような感覚といいますか、来月以降になりそうな案件が来週から始まる、ということも珍しくなく、最初は驚きました。

小池:それから、しっかりKPIがあり、目標もかなり明確化されていますよね。すごく前のめりに数字に向かっているのを日々感じます。

山崎:数字に関しては、ニーリーはチームで数字を追ってるなと感じます。前職は個人の数字を追うことがベースの組織だったので新鮮ですね。最初は「こんな会社あるんだ」と衝撃を受けたほどです。誰かがうまく行った案件をみんなで喜べるのってとても素敵なことですよね。

理屈と感情の使い分けが重要


――今、お二人が取り組まれている仕事内容を教えてください。

山崎:Park Directを既に導入してくださっているものの、まだ一部でしか活用していないクライアント(不動産管理会社様)に対して、Park Directへの全面切り替えを推進する部署に所属しています。まだ切り替えていない理由はクライアントごとに違うので、それぞれのお客様の懸念点に応じて解決策を提案し、Park Directへの切り替えと業務効率化を推進しています。

小池:そうですね、Park Directの最大活用をサポートするための役割だと思っています。Park Directはフルで活用いただくと9割ほどクライアントの業務負荷を巻き取ることができますが、Park Direct以外の方法で管理している駐車場が残っていると、その恩恵を受けられません。全ての駐車場をPark Directでの管理に切り替えていただき業務効率化を推進し、本当の意味でクライアントに活用いただけるように、日々取り組んでいます。

――仕事内容について、想像とのギャップなどはありましたか。

小池:思ったより営業だった!というのが率直な感想です(笑)。前職では長年のお付き合いのあるルート営業がメインだったため、導入済みクライアントとはいえ初めて話す人に電話してアポを取って提案をする、という流れには最初は慣れませんでした。正直にいうと、今でも少し緊張します。でも、これまで自分が培ってこなかったスキルだし、成長につながると考えて日々頑張っています。

山崎:自分自身、不動産業界の知識はまったく無い状態からのスタートだったので、業界の常識や慣習などのキャッチアップから初めていきました。また、想像していたよりも不動産業界は紙が主流でIT化、デジタル化が進んでいませんでした。今までのやり方を変えて、新しいことに挑戦するのは、誰でもためらいを感じますよね。そのため、クライアントと接するときは「きちんと伴走していくので大丈夫ですよ」と伝えて、安心材料を提供することを心がけています。

小池:これはギャップではないですが、駐車場管理って現状維持でも困ることがあまりないんですよね。紙でも仕事はできるので。でも、未来のことを考えたら絶対にデジタル化して良かったと思う時が来る。その意識自体を変える役割も、僕たちが担えたらいいですよね。駐車場のDXから始まって会社全体のDXを進めるきっかけになるかもしれないし、意識改革にまで携われる余地がある仕事だと思っています。

――前職の業界や仕事内容は異なると思いますが、これまでの経験が活きたなと感じることはありますか。

小池:前職の仕事では、一つとして同じものはない顧客課題に対し社内のサービスやリソースをいかに組み合わせてソリューション提案を行うかということを多くの人と関わりながら行っていました。その状況下で、常に情報や状況をインプットして、早く理解し、提案に繋げていくということをやってきたので、自走して素早いキャッチアップとアウトプットをできる能力が身に付きました。この点に関しては、ニーリーでも活きていると感じます。

山崎:“本当の理由を知ること”の大切さは、今も大事だなと思います。

どういうことかというと、最近、駐車場オーナー様から反対されそうだとPark Directの導入を躊躇されているお客様がいて、でもよくよく聞いてみると、導入してうまくいかなかったときの社内での影響や評判を心配されていることがわかった、というケースがありました。お客様が本当はどこが引っかかっているのかを理解した上でのアプローチは、前職での大企業のお客様で、担当者と決裁者が分かれていたり、複数の担当者がいる場合の営業経験が活きていると感じます。

――ソリューション推進の仕事において、大切だと思うことを教えてください。

小池:理屈をきちんと立てて、お客様が納得できるような提案を用意することが必要だと思います。それとは反対に足を運ぶことも重要です。基本はオンライン商談がメインですが、会いにいくことで距離が縮まって、既存契約者の切替を決めてくださることは何度かありました。理屈と感情のどちらも大切で、このふたつの使い分けが求められると思います。

山崎:たしかに感情は大切かもしれません。人情が色濃い業界で、理屈が通用しない部分がどうしてもあるので、それを踏まえた上で、柔軟に対応するのが大切なのではないでしょうか。

――今後のキャリアにおける目標は何ですか。

山崎:まずは今いる部署に関係することだけでなく、Park Direct全体の知識をつけたいです。その上で、将来的に何か新しい事業展開が起こるはずなので、その新しいプロダクトの中核メンバーとして立ち上げに関わってみたいですね。そのために今は、自分のスキルを高めていきたいです。

小池:まだ入社して間もないので、まずは仕事をしっかり覚えるとともに、Park Directのあらゆる知識をつけたいです。また、組織の教育体制がまだ整っておらず属人的になっている部分も多いと感じるので、組織横断的な目線で全体最適できるよう整理したいとも感じています。今後組織が拡大するために重要なポイントなので、ぜひ取り組みたいです。

また、将来的に起業したい想いもあるので、営業だけでなくサービスの成長に直接関わる業務にも挑戦してみたいですね。

――最後に、スタートアップへの転職を考えている、大手企業の方にメッセージをお願いします。

小池:これからの時代、どこにいっても通用する人材になれるかがより重要になってくると思ってます。少しでも自分の仕事に自信があって自分の力をもっと試してみたいという気持ちがあるのであれば、スタートアップという環境は、良い選択肢になるのではないかなと思います。

スタートアップに進む怖さは、大企業・有名企業のような後ろ盾のない環境で、本当にうまくできるだろうか、ということではないかと思っています。しかし、その選択が正解になるかどうかは自分次第です。正解にするために頑張ればいいだけなのだと、転職した今日々実感しています。

山崎:今の仕事で、何となく未来に不安になったり、成長が止まっている感じがしたら、転職を視野に入れてみるのもいいと思います。

私も会社の看板ではなく、自分自身の力が社会全体で本当に通用するのか試してみたいと思っていました。そのために、自分の意見をどんどん出せて、さらにそれが活きている実感が持てる場所で働きたいといういことであれば、特にニーリーには、多少間違ったことを言っても、まずは受け入れてくれてみんなで議論ができる文化があります。新しいことにチャレンジしたい気持ちがあるのであれば、ぜひ一度ニーリーの誰かと話してみてほしいです。



ニーリーでは、事業拡大に伴う組織強化のため、多様な職種で⼈材を募集しております。
詳しくは、採用特設サイトをご覧ください。
採用特設サイト:https://jobs.nealle.com/

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カジュアル面談:https://herp.careers/v1/nealle/JkzIqJzRvbSS

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