「ニーリーでエンジニアをしたい」そう思われる組織を作りたい。DMMからニーリーへジョイン。開発チームリーダーの菊地さんへインタビュー
■プロフィール
開発SREチームリーダー 菊地 弘晃
2017年、DMM.comに新卒入社。動画配信事業部にてVR動画、4K動画のローンチに携わるほか、動画分散エンコードシステムの開発、動画プレイヤーのUI/UX改善などを担当。2021年11月に株式会社ニーリーにジョイン。ParkDirect開発部SREチームのリーダーとして従事。
ー これまでのキャリアについて
プログラミングは未経験でしたが、業界全体で伸びているところで働きたかったので、新卒の就職活動はIT系に絞って進めました。学生時代からアカデミックなことが好きでしたし、プログラミングは学問に近い部分があると感じてエンジニアを志望し、2017年の新卒でDMMに入社できました。それからずっとエンジニアですね。
DMM入社後は、売り上げの規模が大きい部署で仕事がしたかったことと、DMMといえば「動画」だと考えていたので、他社ではできない仕事ができると思えた動画配信事業部を志望し、配属されました。事業部の中でも配信基盤チームという動画配信の根幹といえる、下のレイヤーを支えるチームに所属しました。動画サービスの配信サーバーを構築したり、メーカーから納品された動画をエンコードしたり、動画プレーヤーを作ったり、動画配信に関わることを一手に担うようなチームでしたね。チームのメンバーは個々の技術力がかなり高く、とても居心地も良かったです。ニーリーに入るまでの4年半ぐらい在籍し続けました。
4年半で仕事もいろいろなことにチャレンジできましたね。プロジェクト単位でいうと4K動画やVR動画の高画質化にも携わり、技術領域でいうとフロントエンド、バックエンド、クラウドインフラ、一時期Androidアプリのコードも書いたりと、割とフルスタックに取り組んでいました。
ー DMMから転職しようと思ったきっかけは?
きっかけとなったのは、ニーリーに在籍するメンバーからカジュアル面談に誘われたことです。たまたま僕と同じ大学の同級生で、ニーリーのクライアントサクセスで働いている方と繋がる機会があり、その方から「ニーリーがエンジニアを募集しているから、とりあえずカジュアル面談だけ受けてみない?」と言われたんです。「いいよ」と軽い気持ちで答えたら、ほんとにカジュアル面談することになって、あれよあれよという間に選考が進んでいきました。
当時は、他社の方ともカジュアル面談することもありましたが、転職については具体的に考えていなかったので、他社の選考を受けることなくニーリーに入社しました。笑 カジュアル面談してくださったのは、三宅さん(現・CTO 兼 取締役)で、すごく熱く語ってもらえましたね。三宅さんだけでなく、開発のメンバーをはじめ、人事責任者、代表とも話をさせてもらいましたが、みなさんから自信が感じられた一方で、ちゃんと自分たちのことを客観視されている印象を受けました。上場を目指しているみたいな話も聞かせてもらいましたが、「こういう人たちだったら上場する確率も高いかもしれない。ジョインすると面白そうだ」と思えたので、入社を決めました。
ー 入社して感じるニーリーの強みとは?
目標達成に対する意識の高さです。週1で各部署のリーダーが集まり、KPIの進捗報告などをする定例のMTGがあるのですが、全員から本気で目標を達成しようという意思が伝わってきます。たとえば「今週これだけビハインドしました」ということがあったとしても、誰も諦めていません。目標を下方修正するという考えがそもそもありません。どうやったら巻き返せるかしか考えていないと思います。そして、目標を実際にやりきっています。
とくにセールスや、クライアントサクセス部署の目標達成への熱量は、ニーリーの強みだなと感じますね。僕はエンジニアとしてインフラを扱うことが多いため、高い目標を設定するというよりは、障害のリスクなどを避けて、ある程度甘めにスケジュールを切る癖がついています。その仕事の進め方が間違っているとは思いませんが、高い目標を設定して、なにがなんでも達成する姿勢は見習いたいと最近強く感じています。
ー ニーリーの開発部署で働く魅力とは?
「改善しないといけなくて、かつ改善すると効果が大きい」という課題がたくさん転がっているところが魅力ですね。「or」ではなくて、「and」になっているところが大事なのですが、改善しないといけないうえに、改善した分効果もある、というのはエンジニア冥利に尽きるというか、ほんとに楽しいです。ちゃんと「2点」が揃っている課題がたくさんあるというのは、すごくやりがいを感じますね。課題を解決できれば、数ヶ月前と比較したときに「改善されている」ことを実感できますから。
たとえば、僕がジョインした2021年末時点では、CI/CD(コードをプロダクトに反映するプロセスをなるべく簡単にしようという考え)がまだちゃんと整備されていなくて、リリース作業として、手作業でスクリプトを叩いてコードを反映する、ということをやっていたんですよ。元々いたエンジニアのメンバーがサボっていたとかではなくて、他の開発案件との優先度の兼ね合いでどうしてもできていなかったことでした。CI/CDを構築したことで、今ではリリースする際には、プルリクエストをマージすれば反映され、あとは確認するだけという形になっています。似たような課題がまだまだ転がっているので、それらを解決していくのが楽しいですね。
ー ニーリーの開発部署に合うのはどんな人?
特定の技術領域にこだわりがあるとか、こういう仕事だけやりたいという方よりも、サービスや組織の成長のためならば、自分の領域以外のことでも、なんでもやる。そんなマインドを持っている方が、圧倒的に合うと思いますね。エンジニアは「俺が考える最強の◯◯」みたいなものを、どうしても作りたくなる生き物で、これはもうどうしようもないと思います。ただその思いをグッとこらえて、事業やユーザーのためになるものをスピーディに作ることが、とても重要だと考えています。ニーリーが掲げるバリューの「今、いいものを作る」に繋がるので、この考えに共感できる方と一緒に働きたいなと思います。
ー CTOの三宅さんはどんな人?
本当にきっちりとした人ですね。情報や仕組みが整備されていて、メンバーが仕事しやすい環境を作ってくれています。ニーリーはスタートアップなので、入社前にはシステムもカオス、チームもカオスみたいな状況を予想していたのですが、実際は全く違いました。
当時、開発社員としては三宅さんを含めても2人しかいらっしゃらない中で、ちゃんと整備されていたんです。欲しい情報はドキュメントを検索すればたどり着けるようになっていましたし、チケット管理もしっかりされていて、かなり驚きました。お金を預かる会社として、とても成熟していると感じましたね。システムの本番作業でも、手順書を用意して、クロスチェックも徹底されていました。もっと杜撰な体制というか、失敗しても仕方ないみたいな環境を想像していましたが、当時から「絶対にミスしない」という意識が強く感じられましたね。
ニーリーに入った人は「16Personalities」という性格診断を受けるんですが、三宅さんに結果を聞いたら「管理者」だと仰っていて、なるほどなと。何回やっても管理者になるらしく、とても納得できました。笑
ー ニーリーでキャリアアップ、スキルアップできることは?
自分の領域以外のことも何でもやりますという姿勢は、キャリアアップに繋がっていると思います。ニーリーの開発部署は人が少ないこともありますが、必要なことは何でもやる、むしろ、やらなきゃいけないというカルチャーです。実際に僕が対応してきた仕事も開発業務に留まりません。
たとえば上場に向けて内部統制を強化する必要があるとなった時に、「菊地さんお願いできる?」ということになり、プロジェクト管理ツールを使って、承認フローを構築したこともあります。承認のワークフローを構築してドキュメントを作り、GM会(マネージャーの集まる会議)で説明会を開き、実際に運用して問題点を改善し、監査法人に回答するということをやりました。自分が監査法人だったら、どこに突っ込むだろうという視点が生まれてくるということは、ニーリーに入っていなかったら、生まれなかったと思います。
領域外のことにも取り組むことは、キャリアアップに繋がるとは言えなくても、確実にキャリアに影響を与えています。SREとして働いているだけであれば、絶対に経験できなかったことを常にやらせてもらえるので、自然に見える範囲が広がっていく、視座が高まっていくのを日々感じています。成長を実感するスピードがケタ違いですね。
ただ、ニーリーは刺激の多い職場ですが、特定の分野の技術力を高めたいという人や、有名なシニアエンジニアから教えを請いたいという人からすると、現状では応えられるフェーズではないと思います。当面の間は状況が変わることはないと思いますが、ゆくゆくはそういった希望にも応えられる組織にしていきたいですね。
ー 今後の展望について
開発部署を社外から見ても魅力的な組織にしていきたいと考えています。「ニーリーでエンジニアをしたい」と思われるようになりたいですね。そのためには、まずニーリーを知ってもらうことが必要ですが、現状としては、まだ知名度が不足していると思っています。僕も転職する際に「ニーリーという会社にジョインする」と周りに伝えましたが、「知らない会社」という声が多かったですから。現場で働く立場からすると、こんなにいい会社なのに魅力が知られていないのは悔しいので、知名度を上げることに注力していきたいですね。
個人としては、短期的な目標となりますが、SREチームとしてシステムのパフォーマンス改善を行い、UXを向上させたいと思っています。加えて、バックエンドのインフラのリプレイスを行い、スケーラビリティを上げる、という2つをメインに取り組んでいるので、今年中にしっかりやり切りたいと考えています。これらは個人的な目標でもあり、チーム単位での目標でもありますね。
ー これから一緒に働く人へ一言
駐車場に関わる事業がメインということで「地味そうだな」と思った人もいるかもしれませんが、そういう人にこそ、まずはカジュアル面談に来てほしいですね。実際にカジュアル面談に参加した方の意見を聞くと、「駐車場に関するビジネスと聞いて最初は地味なイメージだったけど、カジュアル面談を受けて、将来性があるし面白そうと思った」と言ってくださる方が本当に多くいらっしゃいます。
そして、ニーリーはエンジニア目線からみても、面白い環境であると間違いなく言えます。改善する必要があり、かつ改善すると効果が大きい課題がたくさんある環境は、とてもいいと思いますね。そういった環境を楽しめる方には是非ジョインしていただきたいです。
開発部署も少しずつメンバーが増えてきていますが、三宅さんがインタビューで仰っていたように、まだまだオープニングスタッフ募集に近い状況です。これから大きくなっていく新しい組織でチャレンジしてみたいという方、是非お待ちしています!
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