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経理人材が成長できる環境。監査法人、スタートアップ2社を経て感じたニーリーの魅力

はじめまして。2023年8月にニーリーに入社した庄司敬央(しょうじたかひろ)と申します。北海道からフルリモートで参画していて、現在はコーポレートガバナンスGと経理Gのマネージャーを兼務しています。入社エントリということで、私のこれまでの経歴やニーリーに入社したきっかけ、どのような業務に取り組んでいるかなど、お話できればと思います。

監査法人を経てスタートアップへ


元々キャリアについては明確に考えを持っていたわけではありませんでした。いまのキャリアのきっかけになったのは、大学2年生の必修科目の会計学で簿記の話があって、大学に入ってから初めて「面白い」と思ったことでした。それで一番上の資格って何だろうと調べたら公認会計士にたどりついたので勉強を初めて、在学中に公認会計士の試験に合格しました。大学卒業後は有限責任監査法人トーマツに入社し、上場/未上場企業や非営利法人の監査を担当。また監査以外にコンサルティング業務も行い、ベンチャーやスタートアップ企業を支援するイベントを開催したり、メディアと繋ぐ役割を担ったりしました。

コンサルという形で大小さまざまな規模の企業と携わる中で、段々と「監査法人として外から関わるのではなく、自分も企業の中に入って仕事がしたい」と思うようになり、転職を決意。Webサイトやアプリの多言語化サービスを提供する東京のスタートアップに入社します。

転職先にスタートアップを選んだのは、監査法人の仕事の中で特にスタートアップとの関わりに面白さを感じていたからです。IPOを目指す企業では、それに向けた体制構築や会計処理の検討が必要で、そのフェーズならではの楽しさがあります。また、大企業となると分業化が進んでいる場合が多く、自分の仕事はあくまで事業における一部分に過ぎません。そうではなく、スタートアップのように事業全体に関われる環境で仕事をしたいと思ったのが、スタートアップへ転職した理由です。

2社目では経理とIPO準備の責任者として、経理体制の構築やIPOのリード、資金調達などを担当。監査法人での経験を活かしつつ、新たな領域にもチャレンジさせてもらいました。

その後、アグリテック領域で事業を展開する北海道のスタートアップに転職。こちらではCFOとして経理体制の整備や、エクイティ、デットも含めた資金調達のリードを担当しました。順調に仕事をしていたものの「より会社が成長していくためには、このタイミングで身を引いた方がいいのかもしれない」と思うようになり、二度目の転職を決意します。それに自分のキャリアを考えたときに、もう一度未上場企業で経理やガバナンス体制の構築、IPOのリードなどを担当したい、もっとチャレンジングな環境に身を置きたいと考えたのも、転職を決めた理由の1つです。

市場規模の大きさに興味を持ち、入社を決意


ニーリーのことは、当時掲載されていた求人情報を見て知っていました。そのときは「こんな会社があるんだな」くらいの認識だったのですが、その後転職エージェントから改めてニーリーを紹介されたのをきっかけに、面談を受けることになります。

ニーリーを受けてみようと思った理由は、主に3つです。まず、北海道からリモートで仕事ができること。次に、経理かつIPO準備業務ができるポジションで自分の領域とマッチしていたこと。そして最後は、月極駐車場という市場にポテンシャルを感じたことです。

特に市場に関しては、担当してくれたエージェントさんがニーリーに詳しかったこともあり、求人票の情報だけでは見えてこない、肌感のある説明をしてくれたのが大きかったですね。ほかの入社エントリでもよく言われているように、私も最初は「月極駐車場ってニッチだし、市場規模も狭そうだな」と思っていたんです。ですが実際にエージェントさんから話を聞くと、意外と市場規模は大きいということがわかり、そのギャップに興味が湧いたのを覚えています。

入社3ヶ月でコーポレートガバナンス・経理グループのマネージャーを兼務

2023年の8月に入社し、現在はコーポレートガバナンスグループと経理グループのマネージャーを兼務しています。コーポレートガバナンスのメイン業務はIPO準備で、内部管理体制の構築や、ステークホルダーとなる証券会社、監査法人などの対応を行っています。メンバーは私と、ほかのグループと兼務で入ってくれているメンバーが1名いるだけなので、基本的にはプレイングマネージャーとして動いている状況です。

経理では、日々の決算や経理処理の検討などが主な業務です。こちらは私のほかに5名のメンバーが在籍しているため、日常業務はメンバーにお任せして、私はマネジメントポジションとして動くことが多いですね。

議論のカルチャーやビジネス構造の面白さがニーリーの魅力


私が思う、ニーリーの魅力は3つです。

トップダウンではなく、ディスカッションの文化

まず、相手の立場をリスペクトしつつ、お互いが率直に意見を出して議論できるカルチャーがニーリーの一番良いところだと感じています。これは入社前から良いなと思っていた点だったのですが、実際に入社してみたら想像以上で驚きました。人材開発会議や評価会議にかなりの時間を使っていて、お互いの意見を聞きつつ「じゃあこうあるべきかな」「前にこういうことをやりたいって言っていたよね」と議論しているのが素晴らしいと思いますね。

特に、メンバー間の議論ではなく、経営陣を含めた議論の際に強く感じます。トップダウンで「こうしてください」と言うのではなくて、しっかりメンバーの話を聞いて理解しようとする姿勢が、経営陣みんなに見られるんです。そこがすごくいいなと。

もちろん、状況によってはトップダウンで物事を進める方が効果的な場面もあります。そうした時にはトップダウンで即断即決の対応をしていますし、そのあたりのさじ加減が上手な人が多いなという印象ですね。リスクを取るべきところ、取れないところの線引きをしっかりと見極められる経営陣がいるというのは、非常に心強いことだと思っています。

BtoBtoCだからこその面白さ

ニーリーが提供するPark Directは、BtoBtoCというビジネス構造だからこその面白さがあると思っています。通常はtoBもしくはtoCどちらかのみのビジネスであることが多いですが、ニーリーはどちらも経験できるため、自分のキャリアの幅が一気に広がるのではないかと思います。

それにニーリーならではだなと思うのは、Park Directは現時点での1つのビジネスであって、これに終始するつもりはないということ。今後はPark Directを起点に法人向けのPark Direct for Businessの拡大やEV充電サービスを始めとしたEVビジネス、モビリティプラットフォーム構想など、ToBもToCもどんどん新しいビジネスを展開していく予定です。「ニーリー=Park Directの会社」ではなく、あくまで「解像度を上げる」というミッション達成のためにチャレンジを続ける姿が非常にいいなと思いますし、面白い部分だなと感じています。

経理人材がスキルアップできる環境

経理人材にとってスキルアップできる環境であることも、ニーリーの魅力だと考えています。なぜなら、次の3つのポイントがあるからです。

①toBとtoCの両面を考える必要性

先ほどお話したように、Park DirectはBtoBtoCというビジネス構造です。これは面白い環境である一方、経理にとっては非常に大変な面もあります。法人に対する処理と個人に対する処理では気を付けるべき論点が異なることも多く、両面を意識して会計処理を考える必要があるからです。どちらかに寄ってしまったり、捉え方を間違ってしまったりすると大変なことになるため、ビジネス構造をしっかり理解した上で会計処理を行わなければならず、とても難易度が高いですね。単にパンチャーとして決算処理を入力するような環境ではないため大変さはありますが、それを楽しめる人にとっては成長できるやりがいのある環境だと思います。

②尋常ではない決済件数による打席の多さ

ニーリーの決済件数は尋常ではないです(笑)。ほかのスタートアップが1年かけて処理する件数を、ニーリーでは1ヶ月で処理するくらいの感覚ですね。とにかく件数が多いため、それだけ打席に立つ機会が多く、速いスピードでスキルを身につけることができると思います。それに、多くの件数を処理するためには常に効率化を考えなければなりません。どうしたら効率的に業務を処理し、事業の拡大に対応できるかという観点で仕事に取り組める面白さも感じてもらえるのではないでしょうか。

③新取引や組織改正に合わせた処理

ニーリーはこれからIPOを目指していくフェーズであり、新しい取引が常に出てきます。新しい取引に対してどうやって会計処理を行うか検討する必要があるため、きちんと構造を理解した上での会計処理を考える必要があります。また、会社の成長に合わせて組織体制もどんどん変わっていくため、体制の変化に合わせた会計処理方法の検討も経理の重要な役割の1つになってきます。否が応でも考えて実践する必要がたくさんあるため、経理としての実力は確実に伸びていく環境だと思います。

将来的なIPOを見据え、決済の早期化に取り組みたい


短期的な目標は、社内規程と実態に不一致がないように体制を整えていくことです。あわせて、日々の業務を滞らせない範囲での業務効率化や、コンプライアンスを意識した業務体制の構築などにも取り組んでいきたいと思っています。

中長期的な目標としては、IPOを見据えて決済の早期化に取り組みたいですね。もっとシステマチックに決算が締められるように、現状アナログで行っている作業を極力減らして、システム化ができればと思っています。

ただ、アナログ作業をなくすのは事業や業務プロセスが安定している状態でなければ難しい面があります。日々状況が変わるような段階では、一度ルールを決めてもすぐにまたルール変更が必要になってしまうことも少なくありません。ニーリーはまだまだアナログ作業で対応したほうが効率が良い場面も多いため、タイミングを見ながら徐々にルール化やシステム化に取り組んでいければと思っています。

ニーリーは経理人材にとって魅力的な環境


何度も言いますが、toBもtoCも同時に経験できる会社はなかなかないと思うので、経理やIPO準備に関わる人にとって非常に魅力的な環境だと感じています。それに今は海外の機関投資家も入っていて、ステークホルダーがグローバル化している点も面白い部分ではないかと思います。今後はもしかしたら英文での情報開示や英語圏の会計基準での処理が必要になるなど、もっともっと新しい経験が積める環境になっていくかもしれません。

ニーリーは他のスタートアップと比べて組織やビジネスが充実してきているとは言え、まだまだ改善できる余地は十分残っています。これから新しいチャレンジをしたい人、スキルをもっと磨いていきたい人たちと一緒に、ニーリーをこれからも伸ばしていければ嬉しいですね。


株式会社ニーリー コーポレート本部 コーポレートガバナンスG・経理G マネージャー
庄司 敬央 Takahiro Shoji

北海道からフルリモートで参画中。大学卒業後、監査法人とスタートアップ2社でファイナンス部門で働く。2023年8月にニーリーに入社し、コーポレートガバナンスGと経理Gのマネージャーを担当。外から会社を監査する経験と内から会社の体制を構築・運用する経験を活かして、ニーリーのガバナンス構築に貢献したい。


ニーリーでは、事業拡大に伴う組織強化のため、多様な職種で⼈材を募集しております。
詳しくは、採用特設サイトをご覧ください。
採用特設サイト:https://jobs.nealle.com/


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