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副業から正社員へ。急成長のニーリーでしか経験できないエンジニアのやりがいとは【入社エントリ】野呂 有我

株式会社ニーリーの開発部でエンジニアを務める野呂有我(のろ ゆうが)です。

ニーリーには元々副業でお世話になっていました。そこからなぜ正社員としてジョインしたのか、ニーリーでどんな仕事をしているのか、ニーリーのエンジニアのやりがいとは、思いを語っていきます。

作曲のシステムをつくるうちに、本格的にエンジニアの道へ

僕のファーストキャリアは、友人とのサービス立ち上げです。元々、作曲家を志していたのですが、途中で道を踏み外して、プログラミングで曲をつくったり、自動生成音楽の展示をするようになっていきました。そして大学院時代に、楽譜をつくって印刷して売るシステムを友人と作り、サービスを始めました。ただ、楽譜はプログラミングで自動生成!とかではなく、普通に二人で書いていました(笑)。

事業をすすめるうちに、私自身の関心がシステムへと向かっていき、純粋にシステムを作る経験を積みたいと思うようになりました。サービスを畳むタイミングでWeb制作会社に就職し、システムの受託開発の会社に転職しました。そこでは検索エンジンを扱う案件が多く、バックエンドの経験を積むことができました。周りにプロフェッショナルな方が多かったこともあり、スキル面も向上した実感がありました。


副業という立場でも、技術の選定から関われる

2020年7月、システム開発会社で正社員を務める中、ニーリーのお手伝いをさせていただけることになりました。元同僚がCTOの三宅さんの知り合いとして先に副業をはじめていて、たまたまスキルマッチしていた私も一緒に、と誘われたのがきっかけでした。当時のニーリーは、エンジニア社員はゼロの状態。事業内容や会社のことは全然知らず、尊敬できる同僚とともに働けるならば面白いだろうという軽い気持ちでした。


Nealle最初のオフィス

実際にお手伝いをはじめてみると、前職での環境では積めないエキサイティングな体験ができ、どんどん楽しくなっていきました。ニーリーでは、開発はまずディスカッションからはじまるんです。どんな背景があって、どうすれば最短で望むものができるのか、代表の佐藤さんやCTOの三宅さんと議論します。当時は副業メンバーしかいないという特殊な事情もあってのことですが、業務委託でも技術の選定や要件定義から関われる裁量がある仕事に、大きなやりがいを感じました。

2020年の冬には、正社員にならないかとお声かけいただき、とても嬉しかったのを覚えています。ニーリーには、フラットに議論できる風土があって、しかもぶれない判断軸があります。その判断軸のもと、目標を達成するために論理的に考えていくプロセスに、非常に好感を持ちました。当時は佐藤さんと三宅さんとしか関わっていなかったため、それが会社のカルチャーと呼べるものなのかは分かりませんでしたが、経営陣がこのような考えをもつ会社で働きたいと感じました。この頃から既にissueドリブンな風土だったんだなと今となっては懐かしく思います。

ただ、誘っていただいたタイミングは前職でも大きなプロジェクトが動き出したタイミングだったので、プロジェクトが落ち着くまでは前職に在籍し、2022年10月に正社員としてニーリーにジョインしました。


複雑なドメインゆえに、ビジネスへの理解も必須

現在は、アーキテクトチームでリーダーを務めています。アーキテクトチームは、アプリケーションのアーキテクチャや開発プロセスの改善、Park Directの新規機能の立ち上げなどを担当しています。リーダーとしてメンバーとのコミュニケーションを大事にしながら、自らも手を動かして開発を進めています。

Park Directは、複雑なドメインをもつプロダクトです。BtoBtoCであることに加え、クライアントである不動産管理会社の数も多く、その数の分だけ会社ごとに細かいルールが違っていたりします。金額の計算方法や契約内容など、一つの機能を導入するのにも考慮すべき部分がたくさんあり、エンジニアもビジネス面を理解していなければ開発できません。やりごたえのあるドメインだと思います。
そして、そんな複雑さに対して僕のチームができることは、ドメイン以外の複雑さをできる限り取り除くことにあると思っています。


新規開発を止めずに、いかに簡単なシステムにできるかを考える

「ドメイン以外の複雑さをできる限り取り除く」に関連するのですが、今チームが直面している課題として、プロダクトのアーキテクチャ変更を機能開発を止めずに行いたい、というものがあります。ソフトウェアのアーキテクチャには特性があり、向いているフェーズ、向いているチーム構成、得意なこと、不得意なことがあります。今のPark Directは、少人数、少リソースで高速に開発するのに向いたかたちをしていて、これまでのサービスの急速な成長を支えてきました。

しかし、ここからは拡大のフェーズなので、少ないリソースで開発できることよりも、大人数で効率よく開発できることが重要になってきますし、沢山の人が関わるには、複雑さももっと低減する必要があります。
元々は別言語で完全リプレイス!みたいな話もあったのですが、現在のビジネスのステージを考えると機能開発を完全に止めるのは難しく、今ある資産を捨て去るのも賢明とも思えません。そこで、開発に関わるチーム全員に協力してもらいながら、少しずつ切り出して部分的に変更することで、機能開発と並行してアーキテクチャ変更を達成することを目指すことにしました。

また、アーキテクチャを変更する決断はしつつも、マイクロサービス化は選択しませんでした。そこには、ドメイン領域的にtoo muchだろうというのと、チームごとにソースコードが完全には分断されてほしくない、という開発組織としての想いがあり、熱量と冷静さの共存を象徴するような判断だと感じています。

同じ軸をもち、目標に向かって取り組む文化がある

副業からジョインし、実はPark Directではなく、そこから派生した新規プロダクト(Park Direct for Business)の0→1の開発に長らく携わらせていただいていて、ちゃんと他の開発者のメンバーと関わったのは入社してからだったのですが、ギャップは感じませんでした。むしろ、代表の佐藤さんやCTOの三宅さんから感じていたカルチャーが、ここまで会社に浸透しているのかと驚きました。誰と話しても、同じ方向に向かって取り組んでいる印象があります。フラットに議論する環境についても、会社の規模が小さかったときからなんら変わっていません。

ニーリーで働くエンジニアたちも素敵な方が多いです。ニーリーのエンジニアの特徴として、大きく2つあると考えます。

1つ目は「腕力」が強いこと。ニーリーでは、自分たちで設定した目標をなにがなんでも達成していこうというスタンスがあります。非常に複雑な機能も、影響範囲の洗い出しと検証をゴリゴリ行い、こともなげに実装してしまうので、僕が感じている「アーキテクチャの複雑さへの懸念はひょっとして杞憂なのでは?」と実は少し思っていたりもします。

2つ目は、ビジネスに積極的に関わっていること。ビジネスの知識が無いと開発できない面もありますが、エンジニアから「こんな機能がこれから求められるだろう」「運用を回すためにはこの機能が必要なはず」といったコミュニケーションが活発に出てきます。単に開発するのではなく、いかにビジネスをグロースしていくかまで考えるエンジニアが多いですね。私自身、ビジネスについて考えるのが楽しいですし、魅力的だと感じます。


複雑なモノを簡単に

アーキテクトチームの目標は、プロダクトの統一的な開発基盤をつくること。新しいサービスを高速に立ち上げられる基盤づくりを進めていきたいと考えています。

現在のニーリーは、複雑なドメインを扱いつつ、かつ複雑なプログラムをいかに簡単にしていくかが求められる、複雑×複雑の非常に難しいフェーズです。この双方の複雑さを解きほぐせることが大きなやりがいですね。複雑なモノを簡単にしていくことに面白みを感じる方、ぜひ一緒に働きましょう!


株式会社ニーリー Park Direct事業本部 プロダクト開発グループ 
野呂 有我 Yuga Noro
大学院時代に友人と起業(実際には個人事業主)し、楽譜を作って売るサービスを始める。その後、システムそのものに興味が移り、某社でシステムの新規開発開発に従事。
2020年夏から株式会社ニーリーにてお手伝いを始め、2022年10月にジョイン。現在、アーキテクトチームのリーダーを務める。

ニーリーでは、事業拡大に伴う組織強化のため、多様な職種で⼈材を募集しております。
詳しくは、採用特設サイトをご覧ください。
採用特設サイト:https://jobs.nealle.com/

また、少しでもご興味を持っていただいけたら、開発メンバーとのカジュアル面談も実施中です!


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・三宅 克英(取締役CTO)
モビリティSaaSのプロダクトグロースについてお話しましょう

・菊地 弘晃
Mobility SaaSを一緒に開発しませんか?

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