オンボーディングの仕事は、DXの始めの一歩。難しさとやりがいを感じるフロント業務
こんにちは!株式会社ニーリーのクライアントサクセス本部オンボーディングGの手塚千尋(てつかちひろ)です。今回は私の自己紹介と、ニーリーのクライアントサクセス・オンボーディングGが普段どのような仕事をしているかお伝えできればと思っています!
新卒2年目で販売から営業へキャリアチェンジ
栃木県宇都宮市出身で、大学入学で上京しました。卒業後はインテリア・雑貨小売販売事業を展開する企業に入社。もともとそのブランドが好きだったこと、学生時代に接客業のアルバイトをしていて接客が向いていると思い就職した会社でした。入社後は販売スタッフとして店頭に立っていましたが、やりがいは感じつつも自分が思い描いていた社会人のイメージとは違う部分も多く、将来的に店長やエリアマネージャーを目指すというキャリアも、自分が目指したい像ではないと思い始め、転職を決意しました。
転職活動で最初は色々な職種を見ましたが、その会社や商品を理解するのには、フロントに立ってお客さんに対して説明をする営業が一番だと思ったこと、またこのタイミングで汎用性スキルの高い営業職を一度やってみたいという理由から営業職へのキャリアチェンジを目指しました。
2社目は営業代行やコンサルをしている企業に入社し、希望通りインサイドセールスやフィールドセールスを経験。転職先にこの会社を選んだのは、営業ができるということと、社員同士が話しやすい雰囲気で、仕事に対して意見を出しやすいフラットなカルチャーがあると感じたからです。
営業代行の会社だったので、自社の商材やプロダクトは持たず、あらゆるジャンルのクライアントのアプリやシステム、広告媒体営業などをしていました。それまで販売職しか経験がなかったので、始めは本当に大変でした。テレアポや飛び込み営業もあって、「営業って大変なんだなぁ…」としみじみ実感しましたね。
ただもちろん良いこともあって、目標が達成できたときやクライアントの商品を提案したお客様に「導入してよかった」と言っていただけたときがやりがいを感じる瞬間でした。これはやはりフロントに立つ人が一番経験できることだと思いますし、クライアントサクセスとして働く今でも同じようにやりがいに感じている部分です。
転職のきっかけは、クライアントワークと自社プロダクトへの想い
2社目の会社には7年ほど在籍し、営業のあとは人事へ異動。人事では幅広い経験を積ませていただいたことはありがたかった一方で、徐々に転職を考えるようになりました。理由は2つあり、1つは「もう一度フロントに立ってクライアントワークがしたい」、もう1つが「自社のプロダクトに関わりたい」と考えたからです。
1つ目については、営業のスキルを上げたいという気持ちが前提にあるのですが、社内で決まったメンバーと決まった業務をするだけではなく、フロントに立ってあらゆる業界や会社規模、担当者の方の立場や置かれた環境など、状況に合わせてコミュニケーションをする仕事をした方が、より自分の成長がわかりやすいと考えました。自分の年齢と勤務年数などを総合的に判断したときに、「今って成長できているんだっけ?」「あの人はこんなことができるようになっているのに、私は全然スキルアップできていないのでは」と感じることが増えてきた時期だったこともあり、もう一度成長が実感できるような環境に身を置きたいと思うようになりました。
2つ目については、単純にこれまでの営業代行ではなくて自社のプロダクトを営業する経験ってどんなのだろうと思ったことが理由です。やはり愛着の持ち方も違うでしょうし、自分の頑張りがダイレクトに自社の事業拡大に繋がることはモチベーションにもつながるのではないかと思いました。
ニーリーに入社を決めた3つの理由
「あ、こういう便利なサービスがあるんだな」というのがニーリーの最初の印象でした。いくつか紹介してもらった中からニーリーに入社を決めた理由は、「業界の業務改善を目的としたサービス」「これから成長していく会社」「一緒に働く人」の3つです。
業務改善を目的としたサービス
もともと前職でIT系のシステムを提案することも多く、転職するならSaaSの企業がいいなと思っていました。特に、業務改善を目的としたサービスに携わりたいという希望もあり、Park Directはまさに不動産業界というIT化が進みづらい業界に対してシステムで業務効率化するというサービスなので、その点が自分の希望とマッチしていると感じました。
これから成長していく会社
決まったことをこなすよりも新しいことにチャレンジしたいタイプなので、企業のフェーズとして、1→10や10→100といったこれから成長していく会社で自分も成長させたいと思っていました。私が入社した当時のニーリーは社員も今より少なく、これから上場を目指して規模を拡大していくというフェーズだったので、この点も非常に魅力的に感じた部分です。
一緒に働く人
2社目に入社した理由の1つが「フラットなカルチャー」でもあるように、私は一緒に働く人や会社のカルチャーをとても重視しています。ニーリーは面接のときに私の経歴や履歴書に書いている内容よりも、「私個人がどういう人間なのかを知りたい」というスタンスで話を聞いてくれました。「迷っていることや答えがみつかっていないことがあれば一緒に探していこう」とも言ってくださり、ほかの企業の面接とは違った雰囲気を感じました。ここであればきっと私が重視しているカルチャーもあるだろうし、自分自身に向き合ってくれるこの人たちと一緒に働きたいと思ったのが入社の決め手の1つです。
思った以上に難しかった、業界のDX
入社当初はフィールドセールスを担当していました。入社して率直に思ったのは、やっぱり営業は難しいな、ということ。DXが進んでいない、進まない理由がある業界に対してシステム化やオンライン化を進めていくのは思ったほど簡単ではありませんでした。こちらはスマートフォンやクレジットカードを使った手続きが当たり前だと感じていても、全ての人にとっては当たり前ではない。今までのやり方で困っていない方に対して、どのような切り口でアプローチすればいいのかとても悩みました。
それでも個人やチームが追っている目標は高かったので、達成できるように自分なりに試行錯誤をしていました。自分だけでは限界があるので、いろいろな人を巻き込んで知識の習得やロープレに付き合ってもらったり、必要であれば上司に商談同行を依頼したり。なんとか現状を打破できるように工夫していたのを覚えています。
オンボーディングGの仕事は、DXへの最初のサポート
現在はクライアントサクセス本部オンボーディングGに所属しています。Park Directを導入いただいた管理会社様が、Park Directを運用開始するまでの導入サポートがメイン業務です。
そもそもPark Directは「不動産情報サイトの駐車場版」とイメージしてもらうと分かりやすいかと思います。お部屋を探すとき、物件の広さや駅からの距離、築年数などを設定して希望の物件を検索しますよね。Park Directはその駐車場バージョンです。不動産管理会社様からお預かりした駐車場の場所や賃料、大きさやその他の細かい条件を全部Park Directのサイト上に登録して、駐車場を探しているユーザーさんから見つけていただけるようにするまでが、私たちオンボーディングGの一旦のゴールです。
こう言うと簡単な作業に聞こえるかもしれないのですが、実際はPark Directの契約から情報公開まではいくつものハードルがあります。たとえば、紙ベースでの管理など駐車場の管理方法は会社によって様々なので、Park Directに掲載するためにはデータを一から作るところから必要で、1件1件手作業でデータ化しなければなりません。
それから、実は駐車場って住所がないんですよ。住所は建物の場所を示すものなので、建物がない駐車場は住所ではなく地番で表すんです。地番にピンを刺すことはできるのですが、それだと本当の駐車場の位置とは微妙にずれているケースが多いので、Googleストリートビューを見ながら正しい位置にピンを刺しなおすこともあります。
このように紙の情報などアナログなものをオンライン化する場合、最初の一歩はどうしてもアナログ作業になってしまうので、チーム内ではいつも「どうやって効率化していくか」を話し合うことが多いですね。
私たちが大変だと思うということは、普段から業務として管理しているクライアントはもっと大変だと思うんです。その大変な駐車場管理を、データ化しオンラインに載せる役割を私たちが代わりに担うことで、その分クライアントから「Park Directを導入して楽になった」「集客の反響がすごく良い」などの声を聞くと、頑張ってよかったなと思います。もちろん目標が達成できたときも超嬉しいですし、やりがいのある仕事だと感じています。
今後の目標――前提を疑う意識を持つ
営業スキルを上げたいという気持ちが前提としてあって、自分のスキルアップによってお客様に喜んでいただけることを増やしたいと思っています。そのためにはまず、自分の強みである対応スピードの速さやコミュニケーション量の多さを伸ばしつつ、周りの人の良いところをもっと吸収してチームに還元していきたいです。その一環として、例えば会社規模が大きく巻き込む部署や人が多い案件や、中々公開が進まず関係構築が必要な案件など、もっと難易度の高い案件にもチャレンジしていきたいですね。
もう1つは、お話ししたように業務の効率化を進めていく必要があるので、仕事に対して前提を疑う意識を持っていきたいです。「今までこうだったから今後も同じでいいだろう」ではなく、「それって本当にそれでいいんだっけ?」「新しいルールが必要ではないか?」という観点を持って仕事に取り組んでいきたいですね。
それがチーム内の業務効率化になると思いますし、ひいては会社全体の効率化、会社が大きくなることにも繋がってくると思うんです。
最終的には「駐車場システムではPark Directが一番だよね」という世界をつくりたいので、クライアントには実際の体験を通してPark Directの使いやすさを実感してほしいですし、「世の中の駐車場を全部Park Directに載せたい!」という強い気持ちで仕事に向き合っています。
ニーリーの良さは「びっくりするくらいフラット」なカルチャーと「オーナーシップ」
最後に、ニーリーの魅力は何と言ってもフラットなカルチャーだと思います。オンラインでのコミュニケーションが多い会社ではありますが、壁や寂しさみたいなものは全然感じませんし、入社歴や年齢、性別などの属性もまったく気にならずにコミュニケーションできます。それは代表の養太さんや経営陣をはじめ、全従業員がそうした雰囲気やカルチャーを作ってくれているおかげだと感じています。新しく入社した人はフラットすぎてびっくりするんじゃないかというくらいフラットです(笑)このフラットな雰囲気はチーム内でも同じです。
オンボーディングのメンバーはおもに九州と関東に住んでいるので、普段は対面で集まる機会がありません。それでもみんなが同じ目線で会話が出来て、同じ方向を向いているのは、「オーナーシップ」という言葉が関係しているのではないかと感じています。みんな当事者意識を持って仕事と向き合っていて、誰一人として諦めずに高い目標を追っているんです。「同じ船に乗っている」感覚が持てるのが、すごくいいなと思っているところです。
これから入社される人も、ニーリーならではのカルチャーの中で、オーナシップを持って仕事に取り組んでくれたら嬉しいなと思います!
株式会社ニーリー Park Direct事業本部
クライアントサクセス本部 オンボーディングG
手塚 千尋 Chihiro Tetsuka
新卒でFrancfrancに入社し、店舗販売スタッフを経験。営業にキャリアチェンジし、2社目では営業アウトソーシング事業を展開するセレブリックスに入社、法人新規開拓営業を5つのプロジェクトを経験。2022年にニーリー入社し、新規営業のフィールドセールスを経験後、現在はオンボーディングGに所属。韓国好きが高じて韓国語を勉強中。特に使う機会はない。