『技術』と『事業』の関係性を追求してきた私が、ニーリーを選んだ決め手とは~技術の幅広さと柔軟性を武器に、複雑なドメインに挑む面白さ~
はじめまして。2024年7月にソフトウェアエンジニアとして入社いたしました五十嵐 港(いがらし みなと)と申します。
今回は、私がニーリーを選んだ理由、現在の業務内容、そしてニーリーで働く魅力についてお話しさせていただきます!
これまでの経歴
接客への情熱
最初のキャリアは飲食業で、19歳から店舗責任者をしていました。お客様との会話や店舗運営が毎日の楽しみで、本当に天職だと思えるくらい最高の仕事でしたね!
でも面白いもので、いわゆる接客とは別の、店舗運営のための事務作業でVBAを使い始めたり、友達とプログラミングの話をしたりするうちに、仕事に対する新しい可能性が見えてきました。
「より多くの人々が幸せになれるような便利で楽しいサービスを提供したい」
「自分の手でより大きなスケールのサービスを創り出したい」
このような思いからエンジニアを目指すことを決めました。
ただ、朝から終電まで働いてる生活の中で、学習時間を作るのが本当に大変でした。電車の中で技術書を読んだり、休みの日は図書館やブックカフェに籠ったり。今思い返すと、あの頃の自分の集中力には驚きます。とても必死だったと思います。
実は、この時期を乗り越えられたのは、その友達の存在が大きかったんです。プログラミング学習を同時期に始めて、一緒に会話できる仲間がいることが本当に心強かった。今でも感謝しています。きっとそういう仲間がいたからこそ、頑張れたんだと思います。
エンジニアへの情熱
エンジニアとしてのスタートは、本当に恵まれていました。最初の案件からフルスタックエンジニアとしてBtoBシステムの開発に0から携わることができ、多くの成長機会をいただきました。
特に印象に残っている案件は、とある保証会社での業務改善プロジェクトです。ICT部門の立ち上げ期だったので、業務システムの構築はもちろん、ExcelVBAやRPAを駆使した業務効率化まで、幅広い提案と改善に携わりました。この経験で気づいたのは、技術の導入は、単なるシステム改善以上の意味を持つということ。
技術の導入が、業務プロセスの設計から、組織間のコミュニケーション向上まで、大きな影響を与えるということに気づいたことで、各部署のニーズを深く理解し、「組織全体での課題解決に取り組む重要性」を実感しました。この経験が、私の「技術」と「事業」への向き合い方を大きく変えました。
前職では、英語教材アプリの開発で技術責任者とPMを兼務していました。新規サービスの立ち上げということで、組織構築から技術選定、UI/UXリサーチ、デザインシステムの構築まで幅広く担当し、実装からプロジェクト管理まで一貫して関われたことで、「技術」と「事業」の両面をより俯瞰的に見られるようになったと感じています。
なぜニーリーを選んだのか
ニーリーを選んだ理由は3つあります。
1つ目は複雑なドメインへの挑戦です。
Park Directが扱う月極駐車場って、表面上はシンプルに見えるんですけど、実は結構複雑です。駐車場自体の管理や借主様の契約管理、月々の決済まで自社システムで一気通貫で扱うし、様々な契約形態や料金体系に柔軟に対応しないといけない。
「この複雑なドメインを技術を用いてどのように効率化し、ユーザーにとって直感的で使いやすいサービスに昇華させるか」
この技術的な挑戦に強い魅力を感じました。
2つ目は「issueドリブン」な開発文化です。
「issueドリブンな開発」とは、エンジニアを含む開発チーム全体が、単なるチケット駆動ではなく、解決すべき本質的な問題(issue)を中心に据えて開発を進めるということです。エンジニアもビジネス側と一緒になって、ユーザーが本当に困っていることや事業の課題を深く理解して、最適な解決策を素早く提供していく。これまでの経験から、「エンジニアが技術だけでなく事業の課題を深く理解することの重要性」を実感していたので、この文化にすごく惹かれました。
※「issueドリブンな開発」については是非こちらをご覧ください!
3つ目はCTO三宅さんからのオファーレターの言葉です。
この言葉から、エンジニアが技術面だけじゃなく、事業全体や組織づくりにも深く関われる環境があるんだって確信が持てました。「エンジニアが事業に染み出す」って表現がぴったりくる文化が、まさに自分の目指すキャリアと重なったんです。
※「いいモノを早く世の中にデリバリーし続ける最強のプロダクト組織」については是非こちらをご覧ください!
現在の担当業務と感じているニーリーの魅力
現在はアーキテクチャチームで、Park Directのデザインシステム構築を担当しています。ユーザーが使いやすくて、かつ開発効率も上がる。そんな両方の価値を追求できる、本当にやりがいのある業務だと感じています。
具体的に何をやってるかというと、アトミックデザインという考え方をベースに、Park Direct向けのUIコンポーネントを実装しています。ボタンやフォーム、カードといった基本的なパーツから、複雑な入力フォームまで。これらを再利用可能なコンポーネントとして整備していって、開発スピードの向上とコードの品質確保を両立させようとしています。
ただ、デザインシステムって作るだけじゃダメなんです。
実際に開発チームやデザイナーが使ってくれないと意味がない。だからこそ、使い方のドキュメントを充実させたり、ストーリーブックでコンポーネントの使用例を分かりやすく見せたり、デザイナーと開発者が効率的に協力できる仕組みづくりにも力を入れています。
この過程において、アーキテクチャチームやプロダクト開発リードの方々と意見を交わす機会が多く、技術的な話はもちろん、「組織全体にどうやってデザインシステムを広めていくか」みたいな戦略的な議論もできて、視野がどんどん広がってるのを感じます。
サポートを受けながらも、このような複雑で重要な問題解決に主体的に関与できる環境はニーリーの魅力であり、大きなやりがいと成長の機会を感じています。
ニーリーで開発をする面白さ
ニーリーの開発組織で働く面白さを、3つ挙げさせてください。
1つ目は豊富な技術的チャレンジです。
先ほども触れましたが、issueドリブンの開発文化が根付いているため、新しい技術や未知の領域への挑戦が積極的に推奨されています。私自身も、これまでの経験を活かしながら、デザインシステムの導入というチャレンジに取り組めています。
2つ目は「熱量と冷静さの共存」する文化です。
新しいアイデアや技術に対しては情熱を持って取り組む一方で、その導入の是非や方法については冷静に議論を行います。デザインシステムの構築でも実感しましたが、最初は「全部一気にやっちゃおう!」って熱くなりました。でも、限られたエンジニアリソースの中で、新機能開発やバグ修正とのバランスも考えないといけない。議論を重ねて、「まずは基本的なコンポーネントをしっかり作って、徐々に広げていこう」という現実的な方向に落ち着きました。理想を追いかけながら、現実的な判断もできる。このバランス感がすごく良いんです。
※「熱量と冷静さの共存」については是非こちらをご覧ください!
3つ目は事業の拡大に伴う技術的課題への取り組みです。
Park Directの成長に合わせて、次々と新しい技術的課題が出てきます。例えば、社内外の文書を効率的に検索・活用するための生成AIチャットボットの開発とかです。私はまだ直接関わってないんですが、こういう最新技術への挑戦が行われている環境にワクワクしています。将来的に自分も関われるかもしれないと思うと、モチベーションが上がります。
※弊社の生成AI活用事例については是非こちらをご覧ください!
これからの目標
私の今後のキャリア目標は、技術的な深さと幅広さを両立させながら、組織全体の成長にも貢献できるエンジニアになることです。
具体的には、まずフルスタックエンジニアとしての総合力を高めたいです。フロントからバックエンド、インフラまで。特にバックエンドから始めて、徐々にクラウドサービスの知識も深めていき、一つの領域に偏らない、広い視野を持ったエンジニアを目指したいと思ってます。
その上で、チームの技術的なリード役も担えるようになりたいです。チームが大きくなっていく中で、技術選定の方向性を示したり、若手エンジニアの成長を支援したり、外部への技術発信もやっていきたい。組織全体の技術力向上に貢献できたらと思います。
最終的には、プロダクト開発のリーダーシップも行っていきたいです。今までのリードやPM経験を活かしながら、技術面だけじゃなく、事業戦略やユーザー体験の設計にも携わりたい。UI/UXへの理解を深めて、プロダクト全体を見据えた提案ができるエンジニアになりたいです。
おわりに
個人として
私が大切にしている言葉があります。ローマの哲学者セネカの
"Luck is what happens when preparation meets opportunity"
「幸運とは準備が機会に出会うことである」という言葉です。
飲食業で働きながらコードを書いていた日々も、様々な技術に触れてきた経験も、失敗も成功も、全て意味があったと感じています。皆さんも、今の準備が必ず次の機会につながると信じて、一緒に頑張っていきましょう!
チームメンバーとして
ニーリーに来て4ヶ月。毎日新しい発見があって、課題も山積みです。ただ、その分だけ成長を実感できる。エンジニアとして、これ以上ない環境だと感じています。
複雑なドメイン知識が必要で、サービスも急成長中。だからこそ、日々の成長を肌で感じられる。そんな環境が、今まさにここにあります。
一緒にチャレンジしてくれる仲間を募集しています。技術的な挑戦を楽しみながら、自分の仕事が事業の成長に直結することを実感したい方。『いいモノを早く世の中にデリバリーし続ける最強のプロダクト組織』を一緒に作っていきませんか?
株式会社ニーリー プロダクト統括本部 ビジネスディベロップメントG
五十嵐 港 Minato Igarashi
BtoBシステムの開発においてゼロからプロダクトを作り上げる経験を積み、その後フルスタックエンジニアとして多岐にわたる技術に携わりました。
また、ICT部門の立ち上げと運営に伴い、保証会社のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、企業のIT化に貢献しました。この経験を経てフリーランスエンジニアを経験した後、CTOとして新規サービスの立ち上げを牽引。現在は、株式会社ニーリーでエンジニアとしてジョイン。
趣味は愛犬と遊ぶことと読書(主にミステリーやファンタジー)です。
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