事業の成長を支える“総合格闘技”な開発~ニーリーとサクセスエンジニアの魅力~
はじめまして、2024年8月に入社した増田 洸(ますた ひかる)と申します。
現在はサクセスエンジニアリングチームで開発を担当しています。
サクセスエンジニアリングチームについてはこちらの記事をご覧ください。
今回は入社エントリを通じてニーリーの魅力を少しでもお伝えできればと思います。
自己紹介・経歴
大学卒業後、大手ISPのWebメール開発・運用チームのエンジニアとしてキャリアをスタートし、2年目からはチームリーダーとして、開発プロセスの整備や売り上げを上げるための施策を他部署と連携しながら行いました。
兼務で、当時流行していた「スマートスピーカー」を活用したプロダクトの開発にも従事していました。いわゆるIoT的な、声で家電の操作ができるプロダクトで、私自身大学時代からセンサーネットワークに関連する研究を行っていたこともあり、IoTに対して非常に興味を持ちました。さらにこの領域で開発をやってみたいと思うようになり、2社目はIoTスタートアップに転職しました。
2社目のIoTスタートアップは、海外に開発拠点があるスタートアップで、私が入社した当時は日本にエンジニアが一人もいない状態でした。開発の傍ら技術に関連するミーティングや先方との打ち合わせにすべて参加したり、カスタマーサポートツールを作ったりなんでもしました。
また、エンジニアとの会話も全て英語(インドの発音)だったので、話していることが理解できなくて、Youtubeでインド英語の動画を見て耳を慣らしたり、インドに3週間ほど出張に行って毎日のようにお腹を壊したり、なかなかスタートアップでしか味わうことのできないカオスをたくさん経験できたと思います。笑
3社目はB2B SaaSのスタートアップに入社して、そこではインフラの運用からフロントエンド、バックエンドまでフルスタックに開発を行いました。
ニーリーに入社を決めた経緯
これからのキャリアをどう進めるべきか迷い、あえて「エンジニア」という枠を超えて自分の可能性を探るために転職活動を始めました。その中でニーリーと出会い、事業内容やドメインに強く惹かれました。私自身、車を所有しており、月極駐車場の契約で不便を感じた経験があり、「この領域にはまだまだ解決できる課題がある」と興味を持ちました。
声をかけていただいた「サクセスエンジニア」というポジションを最初見たときは頭の中で「?」マークが浮かびました。ただ前述した記事を読み込んだり、面接を通じてこのポジションとニーリーに強く惹かれました。それはこのポジションがあること自体が「事業が成長している証拠」であり、成長痛に対応するための仕組みづくりをしっかり行っている素晴らしい会社だと感じたためです。
私自身スタートアップでの経験から業務効率化やミスオペレーションの軽減のための社内業務ツールの開発などの重要度は理解しているつもりでしたが、それを開発やコーポレートエンジニアとはまた違う体制で運用するという発想はなかったので、感銘を受けました。
また、開発者としてプロダクト価値の向上を目指して今までずっと開発をしてきましたが、開発したプロダクトがビジネスKPIとどう紐づいたのかを実感する機会があまりなかった中で、サクセスエンジニアリングというポジションで事業の売り上げを伸ばすための開発・プロセスの構築を経験することで、ビジネス的感覚が養われることを期待して入社を決意しました。
現在の担当業務
現在は、Park Direct(パークダイレクト)を導入いただいたクライアントのオンボーディングとして、クライアントが所持している駐車場データをPark Directに登録する業務を担当するチームの業務効率化のための開発を担当しています。
駐車場関連のデータはまだまだアナログに管理されているものが多かったり、顧客ごとに管理しているフォーマットが違うため、これらのデータを間違いなくシステムに取り込むことは至難の業です。駐車場のドメインに精通したメンバーが日々データの確認や登録を行っています。私も業務理解のために何度か実際に業務を担当しましたが、その複雑さや作業量に驚きました。
また、今後スケールするにあたって拠点や区画数は益々増えていきます。事業成長のために本業務における効率化は必須であり、改善をしていく必要があります。駐車場登録に長けたメンバーからロジックを抽出し、システムに落とし込めるところと人の目で見ていく箇所のバランスを大事にしながらシステムの要件を作成し、構築を進めています。
さらに、システムを構築するだけでなく、普段の業務プロセスについて改善できるところを洗い出して案件に落としたり、様々な視点から業務効率化について考えています。
入社して感じたサクセスエンジニアの魅力/難しさ
サクセスエンジニアは、各部署が行っている業務、Park Directのシステム、社内利用しているSaaSについて幅広く理解をする必要があります。理解をした上で進めていく案件の抽出から策定、設計・開発までフルスタックに動いていきます。そのため開発者としての総合格闘技力の向上が見込める環境だなと非常に思います。それに、社内の色々な仕事をしている方とも話ながら進めていくのでそこも魅力です。
その上で、サクセスエンジニアはより俯瞰した視点を持って業務に取り組む必要があります。例えばある業務の効率化ばかりに着目してしまった結果、その業務の前後にある業務にもたらす影響などを考慮できていなかった場合、反対に非効率へと動いてしまうことが考えられます。そうした事態を避けるためにも多角的に視点を見ながら案件を慎重に、かつスピーディーに進めていく必要があります。
また、サクセスエンジニアは業務プロセス自体を変えていくので、その業務を現在行っているメンバーと共に新しい業務を作り上げていく必要があり、メンバーに如何に自分事として捉えてもらえるかを常に考えています。そのために「常に私が言っていることは疑いの目で見てください」と、メンバーの方々には伝えていたりします。笑
このように、どのようなアプローチで素早く成功に持っていくのかを日々悩みながら進んでいくことがサクセスエンジニアとしての難しさでもあり、楽しさでもあると思っています。
入社して感じたニーリーの魅力
未だかつて見たことのない全社員の一体感
ニーリーに入って一番驚いたことは、全社員が会社の目標を理解し、その目標に対して部署間で協業しながら、全社でその目標に向けて歩んでいることだと思います。今このタイミングでやるべきことの優先度などを理解し、必要であればそれを成し遂げるために別部署の仕事を一時的にヘルプすることもあります。これは、月に一度の全社会や半年に一度のキックオフミーティングなどで、方向性がしっかりと共有されて浸透されている証拠だと思います。
データドリブンでロジカルな意思決定
ニーリーでは、色々な物事における指標が定量化されています。それらの数値をベースに会話がされるため、意思決定がロジカルで非常に納得感があります。また、それらの数値を計測するための業務プロセスの転換なども、メンバーは嫌な顔一つせず協力をしてくれます。それほどデータを収集して計測をすることの大切さが浸透しているからこその文化だと思います。
全部署のプロフェッショナル意識の高さ
入社時にはウェルカムトークという形で、社内の5名と1 on 1をできる制度があります。私はそれを利用して様々な部署の方と会話をしましたが、各部署にまさしくプロフェッショナルと呼べる方々が多く在籍しており、非常に頼もしさを感じました。また、各部署で社内勉強会なども頻繁に開催されており、プロフェッショナル意識の高さを感じました。エンジニアの方々もレベルの高い方が多く在籍していて日々刺激を感じています。
これからの目標
事業のスケールを阻害する全ての障害に気付いて取り除く
現在ニーリーはすごい速さで成長を遂げています。その成長を阻害するための障害に気付いて取り除くことができる、そんなエンジニアになることができればなと思っています。
そのためには社内で行われているオペレーション知識やPark Direct/駐車場業務に伴うドメイン知識を蓄えていく必要があると思っています。今サクセスエンジニアでは、プロダクト以外から支える開発として位置づけられていますが、より良いものを作り上げるにはプロダクトも触れるという選択肢を持てるようにするのは重要だと思っています。それができるように、少しずつプロダクトの開発にも触れていきたいです。
最後に
今回の記事を通して、少しでもニーリーとサクセスエンジニアの魅力が伝わったのであればうれしいです。サクセスエンジニアとしてやるべきこと、やれることはまだまだたくさんあります!ぜひ一緒にニーリーの成長に貢献しながら一緒に成長をしていきましょう!
株式会社ニーリー プロダクト統括本部 ビジネスディベロップメント本部 ビジネスディベロップメントG
増田 洸 Hikaru Masuta
大手ISPでキャリアをスタートし、バックエンド開発やインフラ運用に従事。2社目の多国籍IoTスタートアップでは、日本で唯一のエンジニアとして参画。バックエンドのシステムやk8sを用いたインフラ基盤の刷新を推進。3社目のスタートアップではインフラを一人で運用しながら、フロントエンドとバックエンドの開発も担当。新たなチャレンジをしたいと思い、2024年8月にニーリーに入社。未だにバンドでドラムを叩いてます。
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